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日蓮大聖人・池田大作

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サンマリノ共和国「サンタ・アガタ大十字… 苦労こそ宝! 君よ「勝利の太陽」と輝け

2001.9.8 スピーチ(2001.8〜)(池田大作全集第93巻)

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7  九月八日に刻んだ平和の歴史
 きょう九月八日は、地球民族主義を掲げられた戸田第二代会長が四十四年前、「原水爆禁止宣言」を、高らかに発表された日です。(一九五七年〈昭和三十二年〉、横浜の三ツ沢競技場で)
 とともに、弟子である私が、さまざまな妨害や非難のなか、世界の平和と安定を願って、「日中国交正常化」の提言を行ったのも三十三年前のこの日でありました。(一九六八年)
 さらにまた、その六年後のこの日、私は多くの反対を振り切って、「そこに人間がいるから、私は行く」と宣言し、中国に引き続いて、共産圏だった旧ソ連のモスクフに、第一歩を印しました。(一九七四年)
 九月八日は、学会にとって、まことに重要な歴史の日であります。
 そしてきょう、サンマリノ共和国から大切なお客さまをお迎えすることができ、また一つ、新たな歴史を刻むことができました。
 ともあれ、このようにして、一つまた一つと蒔いてきた人間主義の交流の種が、今、大きな大きな平和と文化と教育の結実を勝ち取ったと、私は申し残しておきたい。「種を蒔く」ことです。「行動」を起こすことです。
8  昨日、光栄にも、両執政ご一行は創価大学を訪問してくださいました。ロンフェルニーニ執政は、すばらしい講演をしてくださり、「地球村における連帯と共生」を高らかに呼びかけてくださったのであります。心から賛同し、感謝申し上げます。
 世界の模範の共和国の大指導者とご一緒に、私たちは「人間共和」の新たな地球社会の大建設に、ともどもに朗らかに、勇んで前進しゆくことを、ここに約束しあいたいと思うのであります。
 なお、未来部の皆さんは、将来、必ず偉くなって、お父さんやお母さんを、また、親がいらっしゃらない人は、自分がお世話になった人を、世界一のすばらしい平和の国、サンマリノ共和国ヘも連れていってあげていただきたい。皆さん、きょうは、このことも約束しましょう!(拍手)
9  結びに、イタリアの偉大なノーベル賞詩人カルドゥッチは、名スピーチ「永遠の自由」の中で、貴国をこう讃嘆しました。
 「君に栄光あれ! おお、有徳にして寛大な、信頼する、古の共和国よ!」
 この言葉のままに、私は貴国の永遠不滅の栄光を、心の底からお祈り申し上げます。
 そして、貴国と世界の青年の「勝利の太陽」が、二十一世紀の人類を、永遠の自由へ、永遠の平和へ、赫々と照らしゆくことを、祈りに祈って、私の心からの御礼のごあいさつとさせていただきます。
 グラッチェ(イタリア語で「ありがとう」)! グラッチェ!
 (創価国際友好会館)

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