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日蓮大聖人・池田大作

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群馬最高協議会 組織は「信心の向上」の軌道

2001.8.28 スピーチ(2001.8〜)(池田大作全集第93巻)

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6  何ものも恐れず、堂々たる勇気で指揮を
 ともあれ、悪い社会であるがゆえに、卑劣な人間も多くいる。これが、世間の日常であり、あらゆる世界が、嫉妬と反感の、醜悪な現実であることは、皆さまもご存じのとおりである。
 人の口に、戸は立てられない。たとえ、愚劣な中傷批判をされても、毅然たる態度で動ぜず、堂々と生き、戦いぬいていくことだ。それが、信仰の証であり、人格者の姿勢である。
 とともに、仏敵は必ず倒してみせるという勇敢なる祈りがなければならない。
 きょう八月二十八日は、ゲーテの誕生日である。(一七四九年生まれ)
 ゲーテは言う。「私が愚かだと、それには誰も異議を唱えぬ。私が正しいと、彼らは非難しようとする」(「真実に生きる――ゲーテの言葉2」関泰祐訳、社会思想社)
 正しいからこそ、悪口罵詈される。これが、人間社会の実相である。
7  大難のなか、大聖人は悠然と、こう仰せである。
 「心は法華経を信ずる故に梵天帝釈をも猶恐しと思はず
 「師子王の如くなる心をもてる者必ず仏になるべし
 この強さが、学会精神である。リーダーは、何ものも恐れず、堂々たる勇気で、厳然と指揮を執ることだ。その人、その組織を、仏天は必ず守る。
 強く、また強く、賢く、また賢く、敵をも味方に変える戦いをしていくことだ。
8  「副役職の人を、どう生かすべきか」と質問があった。
 大事な点である。まず、何をするのか、担当・責任を明確にすることだ。
 また、後輩が「長」になった場合、先輩も、その人を中心に戦うのは、当然である。これは、大事な原理である。
 副役職の人が元気になり、活躍すれば、その組織は伸びていく。
 しかし、なかには、副役職になって、腰が重くなる人もいる。励ましが必要な場合もある。厳愛の指導で、目が覚める場合もあろう。心を砕き、あらゆる手を打つことだ。
 根本は、その人が広布のために戦えるよう、中心者が祈ることだ。徹して祈り、励ますことだ。
 戦いを忘れた人が行き詰まって、気づく場合もある。時間はかかっても、必ず通じる。立ち上がる時が必ず来る。これが、信心の極意である。
 どうか、今こそ、盤石なる群馬広宣流布の地盤を広げていただきたい。
 (はるな平和墓苑)

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