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日蓮大聖人・池田大作

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全国方面長会議 今が「天の時」! 広宣の道を開け

2001.4.11 スピーチ(2000.11〜)(池田大作全集第92巻)

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12  「聖教新聞」創刊五十周年
 来る四月二十日、うれしいことに、わが「聖教新聞」は創刊五十周年を迎える。
 戸田先生は昭和三十一年、創刊五周年にあたって、こう述べておられる。
 「われら、生を人の世にうけ、あいがたき正法に帰依し、しかも広宣流布のときにめぐりあったのである」「この広布の大業には、上行菩薩も無辺行菩薩も、はたまた浄行、安行菩薩も心勇んでご出現のことと思うと、いかばかりか気強いことである。この菩薩方を旗頭として、その使命完遂のために聖教新聞は働くのである。じつに名誉ある新聞とほめたたえてさしつかえない。願わくは、一日も早く、日本じゅうの人に、この新聞を読ませたいものである」(『戸田城聖全集』第三巻)
 「聖教新聞」には、広宣流布を成し遂げんとする決意がある。使命がある。希望と励ましに満ちている。詩心の宇宙があり、体験の花園があり、哲学の新しい地平線が見える。人間性を踏みにじる邪悪とは、断固として戦う「正義」の叫びがある。そして、紙面を通して、世界の知性と対話を交わせる。世界の友と平和へ連帯していける。
 いよいよ創刊半世紀。この「聖教新聞」を、日本中に広げてこられた同志の皆さま、そして尊き″無冠の友″に、私は、心からの感謝を捧げたい。
13  将の将たる皆さまに英知の言葉を贈りたい。
 近代中国の父・孫文。「信念ができると力が生まれる」(「三民主義」島田虔次訳、『世界の名著』64所収、中央公論社)
 人ではない。自分に不屈の信念が燃えているかどうかである。
 アテネの哲人イソクラテス。「悪人は恩人にだろうと仇敵に対するのと変わることなく不正をなす」(『イソクラテス弁論集』1、小池澄夫訳、京都大学学術出版会)
 ゆえに、悪は断じて放置してはならない。
 そして、名将・諸葛孔明。
 「時の勢いに乗じて悪を討てば、聖天子の黄帝も及ばぬほどの威力を発揮することができる。
 味方の力を結集して勝ちを得れば、名君といわれた殷の湯王や周の武王も及ばぬほどの功を立てることができる。おのれの力の由って来たる源泉を把握し、それを十二分に発揮して相手に臨むなら、万人に将たる雄将でも、天下の豪傑でも、屈服させることができる」(守屋洋編訳『諸葛孔明の兵法』徳間書店)
 大切なのは、「時」である。「勢い」である。あらゆる力を結集することだ。広宣流布へ戦えば、健康になる。喜びがわく。価値ある人生の向上がある。
 全員が「広宣流布の諸葛孔明」となって、断じて勝利の名指揮を! つねに若々しく! 生き生きと! 生命力に満ち満ちて! そう心から念願したい。
 どうか、各方面の全同志に、くれぐれも、よろしくお伝えください。
 (創価文化会館)

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