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日蓮大聖人・池田大作

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第五十二回本部幹部会、関西代表幹部会、… 「第三の千年」へ人間主義の鐘を鳴らせ!

2000.12.14 スピーチ(2000.11〜)(池田大作全集第92巻)

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20  異体同心の団結で勝利のスクラム
 ここで、御書を拝したい。大聖人は、四条金吾に代わって筆をとられた「頼基陳状」で、こう仰せである。
 「(祈雨の勝負に敗れた良観が大聖人に対して)尽きることのない譲言を構え、(大聖人を)死罪にさせようと企てた」(御書1158㌻)
 正義の人間を妬み、悪者にしたてようと、陰謀をめぐらせ、いわれなき中傷を加える――迫害の構図は今も同じである。
 また大聖人は、門下に対して、こう戒めておられる。
 「総じて日蓮の弟子は京都に上ると、初めは(初志を)忘れないようであるが、後になると、天魔がついて正気を失ってしまう」(御書1268㌻)
 当時、京都は貴族文化の中心地であり、一部の弟子は、そこに行っただけで、自分が偉くなったかのように錯覚してしまった。要するに、見栄であり、気取りである。
 現代においても、「いい大学を出たから」「社会的立場が高いから」、自分は偉いのだと錯覚する人間がいる。慢心に狂って、信心を失い、最後は地獄の人生に墜ちていく――そういう虚栄の人生であってはならない。
 大聖人は、こうも仰せである。
 「日蓮の弟子のなかに、異体異心の者がいるならば、それは、例えば、城を守るべき人間が城を破るようなものである」(御書1337㌻)
 二十一世紀の百年間、創価学会は、さらに「異体同心の団結」で、勝利のスクラムを組みながら、すばらしき前進の歴史をつくってまいりたい。
 皆、百年間は生きていられないかもしれないが(笑い)、戦いぬいた魂は永遠である。また、後継の青年がいる。お子さんや、お孫さんがいる。日蓮大聖人の仏法の「永遠の証明者」として、また「永遠の勝利者」として、誉れ高き大福運を積んでいっていただきたい。
21  創立七十周年の記念として、関西の同志の皆さまに和歌を贈りたい。
  大関西
    断固と築けり
      常勝の
    大城 輝き
      三世に不滅と
  
  日本一
    否や
      世界第一と
    広宣流布の
      大関西かな
  
  共々に
    元初に誓いし
      同志なば
    恐るるものなし
      勝利 勝利と
22  皆さま方が、いつまでもご健康で、頑健なる身体と信心をもって、「人間王者」の、また「人間横綱」の大力を発揮しながら、悠然たる勝ち戦の一生を、一日一日、忍耐強く、つくりゆかれんことを切望して、私のスピーチを終わりたい。
 きょう、お会いできなかった方々にも、くれぐれも、よろしくお伝えください。
 この一年間、本当にありがとう。どうか、最高のお正月をお慇えください。
 (関西戸田記念講堂)

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