Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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第1回関東会協議会 「勇気のエンジン」で前へ

2000.10.8 スピーチ(1999.10〜)(池田大作全集第91巻)

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11  大聖人は、御在世当時、あまりにも「民衆の力」が弱すぎることを嘆いておられた。
 その「民衆の力」を、どこまでも強め、広げて、三障四魔、三類の強敵を打ち倒していく。そして妙法を根底に、平和と幸福の世界を築き上げていく――これが大聖人が待ち望まれた、広宣流布の一つの実像である。
 わが創価学会の七十年の大闘争の結実として、明二〇〇一年を、「民衆の力」の連帯で勝ち飾って、大聖人に、また牧口、戸田両先生に、ともどもにご報告申し上げたい。
 どうか、皆さまが、健康第一で、勇敢なる「広宣流布の闘士」として、誉れ高き「創価の開拓者」として、朗らかに、堂々と、賢明に、勝利の道を切り開いていかれることを心から祈りたい。
12  きょうも勝て! そこに大福運が光る
 アメリカの人権闘争のリーダー、マーチン・ルーサー・キング博士は言っている。
 「どんな社会革命の場合でも、勝利と実現という追い風が好都合に吹くときもあれば、失望と逆転という強い向かい風が、冷酷にわれわれを打つときもある」「どんなに風が強くても、勇気というエンジンでわれわれは耐えなければならないのだ。このとどまることへの拒絶、この『何ごとにも耐えうる勇気』、『どんな条件があろうと』続けていこうというこの決意、こうしたものは、たとえどんなに大きな運動に対しても太鼓判となるものなのである」(『黒人の進む道』猿谷要訳、サイマル出版会)と。
 また、ゲーテは「ファウスト」で謳っている。
 「今日出来ないようなら明日もだめ、/一日だってむだに過ごしちゃなりません。/できそうなことは、思いきって、むんずと/その前髪をつかむことです。/つかんだ以上はいっかな放さぬ。/そして目的に邁進する、それがわれわれの決意だからだ」(手塚富雄訳、中央公論社)
 きょうも負けるな! きょうも勝て! そこに大福運が光る! と申し上げ、私の記念のスピーチとさせていただく。
 どうか、お帰りになられましたら、同志の皆さまに、くれぐれもよろしくお伝えください。
 (東京・信濃文化センター)

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