Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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関東最高協議会 創価学会は「人間主義の王者」

2000.8.14 スピーチ(1999.10〜)(池田大作全集第91巻)

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12  日寛上人「謗法の悪侶を誡めよ!」
 関東御出身の日寛上人の「文段」を拝したい。
 まず、「撰時抄愚記」。日寛上人は、大聖人が経文を通して次のことを明らかにされているとしておられる。
 それは、末法のはじめ、地涌の菩薩の弘教には、まさに怨敵が多く、怨敵によって闘諍(争い)が起こる。
 「その怨敵の人とは、これ『悪鬼入其身』の大僧」(文段集二三四㌻)であると。
 戸田先生は、すでに早くから、日蓮大聖人、日興上人、また日寛上人の御精神を失った、嫉妬の宗門の恐るべき魔性を見抜いておられた。
 さらに日寛上人は説かれる。
 「花の朝に嵐を厭い、月の夕には雲を厭う。若し謗法の悪侶を誡めずんば、何ぞ正法の善事を成さんや」(「立正安国論愚記」文段集二六㌻)
 その通りの我らの闘争である。ゆえに、功徳は大きい。
 「観心本尊抄文段」の最後に、日寛上人は、こう仰せである。
 「我等この本尊を信受し、南無妙法蓮華経と唱え奉れば、我が身即ち一念三千の本尊、蓮祖聖人なり」
 「唯仏力・法力を仰ぎ、応に信力・行力を励むべし。一生空しく過して万劫悔ゆることなかれ」(文段集五四八㌻)
 深く胸に刻みたい。これが信心の極意である。
13  「勝利を望むなら積極的に攻めよ」
 かつて中国は、軍国主義の日本の非道な侵略に苦しめられた。しかし、絶対に勝たねばならないという執念と粘りと精神力で、最後に勝利したのである。
 周恩来総理は言われている。
 「勝利を望むのなら、引きのばすのではなく、戦うことである。勝利を望むのなら、消極的に抗戦するのではなく、積極的に抗戦することである」(『周恩来選集〈一九二六年〜一九四九年〉』日本語版《周恩来選集》翻訳室、東方書店)
 これが勝利の将軍学である。そして、大切なのは「人の和」である。
14  明二〇〇一年は、戸田先生の関東への第一歩から五十五周年――。
 「関八州を制する者は日本を制す」――かつて徳川家康は江戸時代を開いた。まさしく「埼玉」「千葉」「茨城」「群馬」「栃木」は、東京・神奈川・山梨とともに″日本の要の中の要″の重要な天地である。
 大いなる「二十一世紀の広宣流布の勝利」へ、関東は、皆が仲良く、団結して、威風堂々と前進していただきたい。
 皆さま全員が、健康で、長生きして、多くの友に希望を贈りながら、最高に素晴らしい人生を生き抜いていただきたい。
 お帰りになられましたら、各県、各地の大切な同志の皆さまに、どうか、くれぐれもよろしくお伝えください。
 (群馬多宝研修道場)

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