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日蓮大聖人・池田大作

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ナイジェリア連邦共和国北部州連合商工会… 勇気で勝て! それが創価精神

2000.5.13 スピーチ(1999.10〜)(池田大作全集第91巻)

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10  さて、あす(五月十四日)は「母の日」です。
 ドゴン=ヤロ博士の尊き母君の故郷のことわざには、「忍耐があれば、針で井戸が掘れる」とあります。大事なのは、格好ではない。人気とりでもない。いかなる嵐にも「耐え抜いて」戦っていくのです。本当の希望も、勝利も、前進も、「忍耐」の二字から生まれる。
 諸君も、「忍耐の力」で勝ち抜いていただきたい。
 さらに、貴ナイジェリアの珠玉の″英知の言葉″を、わが青年諸君に贈りたい。
 「月は、どんなに長い間、隠れていようとも、いつか必ず輝く」
 時を待ち、時を創りゆく。その智慧をもつことです。
 「鳥は、天候が悪いからといって、翼を変えたりはしない」
 わが道を生き抜くことです。執念をもって!
 「ランプは、みずからが燃え尽きようとも、光を放つことを誇りとする」
 皆のために行動しゆく″情熱″がいちばん尊い。
 「一本の木では、森にならない」
 ゆえに、人材の森を築く″団結″が大事です。一人ではいけない。同志を増やし、団結することです。
 「批判は、たやすい。しかし、何も創造しない」
 文句を言うだけでは何も生まれない。深い責任感で行動してこそ、価値は創造される。
 「嘘を言うと、水の中でも冷や汗をかく」
 嘘は、必ずばれる。真実は、必ず勝つ。
 「未来に目を向けない者は、常に取り残される」
 人生は、常に″前進また前進″です。
 人がどう、周りがどう、そればかり気にして、自分が前進しなければ、結局、落後者である。未来を見つめて進むのです。
 「勇気は、成功の父である」
 勇気です。慈悲も、勇気から生まれる。戸田先生は「臆病者は去れ」と厳しく言われた。
 わが青年部は、「勇気」を第一の合言葉に、きょうから前進していただきたい。(拍手)
11  21世紀は必ず「アフリカの世紀」!
 思えば、一九六〇年の十月、貴ナイジェリアが独立を勝ち取られた佳節と時を同じくして、私は世界平和の旅へ第一歩を踏み出しました。
 ニューヨークでは、貴国をはじめアフリカの独立国が陸続と加盟した、記念すべき国連総会も視察いたしました。「二十一世紀は必ず『アフリカの世紀』になる」とは、すでにこの時からの私の大確信だったのであります。(拍手)
 この四十年間、私は、不思議な縁の貴国をはじめアフリカの先生方と、一人また一人、心を通わせながら、″無限の希望の大陸に、哲学と文化の人間連帯を広げたい″と努力してまいりました。
 一人の友と大誠実で友情を結んでいくことが、千人にも万人にも、つながっていくからであります。
 これからも私は、わが信頼する後継の青年とともに、「アフリカの世紀」すなわち「生命の世紀」の栄光と勝利のために、いよいよ勇敢に、断固として闘争していく決心であります。(拍手)
 「一人」が大事です。「一人」から、すべてが始まる。
 若き諸君も、断固として一人立っていただきたい。民衆の幸福のために! 日本の繁栄のために! 世界の平和のために!(拍手)
 終わりに、尊敬する諸先生方のますますのご健勝を、私は心の底からお祈り申し上げます。そして勇壮な国歌にうたわれるごとく、「平和」と「正義」の貴・ナイジェリアが永遠に興隆されゆくことを祈りに祈って、私の謝辞といたします。
 サンキュー・ベリーマッチ。ナーゴーデ(ハウサ語で「ありがとうございました」)
 (創価大学記念講堂)

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