Nichiren・Ikeda

Search & Study

日蓮大聖人・池田大作

検索 & 研究 ver.9

「チンギス・アイトマートフ記念黄金賞」… 二〇〇〇年を「黄金の勝利」で飾れ

1999.12.9 スピーチ(1999.10〜)(池田大作全集第91巻)

前後
16  信仰は人間の証
 終わりに、ロシアの知性の箴言を紹介したい。すべてが仏法と相通じているからである。
 まず、作家チェーホフ。「人間は、信仰するものであり、信仰を探しゆくものであらねばならない。さもなくば、それは空虚な存在である」
 人間だから信仰できる。信仰とは、確固たる「法則」を求めゆく心であり、より良き人生の探究です。人間が、人間らしく、自他ともに満ち足りた人生を悔いなく生き抜いていく――そのための信仰であります。
 また、思想家のベリンスキーいわく。「戦いは、人生の条件である。戦いが終わりゆく時、人生も終わる」
 ゆえに、戦いをやめてはならない。戦いをやめれば、それは、もはや「生きながらの死」であります。
17  さらに、会長が師事された哲学者ローセフ先生の名言――。
 「安らぎとは、果てしなきスピードを伴う運動である」
 勢いよき大闘争のなかにこそ、真の安らぎがある。そういう意味でしょう。
 学会と同じです。仏法では「難来るを以て安楽」と説かれている。
 最後に、トルストイの『戦争と平和』の一節――。
 「戦いは、勝つと心に強く決めた者が勝つ」
18  全学会の、わが敬愛する創価の同志の皆さまが、いつまでも、ご健康で、ご長寿で、そしてまた幸福であられますよう、祈りに祈っております。
 来年(二〇〇〇年)、最高のお正月をお迎えいただきたいと申し上げ、スピーチを終わります。(拍手)
 本年一年、本当にありがとう! また来年も、どうか、よろしくお願いいたします!(拍手)
 「スパシーバ!」「ラフマット!」(ロシア語、キルギス語で「ありがとうございます」)
 (東京牧口記念会館)

1
16