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日蓮大聖人・池田大作

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「8.24」記念第36回本部幹部会、第… 戦いの先頭に立て! リーダーならば

1999.8.24 スピーチ(1998.11〜)(池田大作全集第90巻)

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12  キルギス出身の文豪アイトマートフ先生は、私の親友である。昨年(一九九八年)も、秋の京都で再会し、活字文化の再興などをめぐって、親しく語り合った。
 先生は、「真実の人間の機関紙」である聖教新聞に、絶大なる期待を寄せてくださっている一人である。
 「低俗な活字ばかりが横行する時代にあって、聖教新聞には、ゴシップ記事も、捏造もない。きわめて高い文化的な内容の聖教新聞が発刊され続け、何百万という方々が読んでいます。これは大変なことです」
 明年は学会創立七十周年の佳節である。世界の第一級の良識が希望を見いだす、この聖教新聞を、皆で一段と拡大していきたい。
 「聖教新聞を日本中の人に読ませたい」――これが戸田先生の遺言であった。
13  生き生きと「女性の世紀」へ、「青年の世紀」へ
 二十一世紀は「女性の世紀」である。ますます女性リーダーが増え、時代は大きく変わっていくことであろう。
 また、二十一世紀は「青年の世紀」である。若々しい世紀である。青年部の諸君の舞台である。(拍手)
 先日、聖教新聞(八月十二日付)に、アイトマートフ先生の特別寄稿が掲載された。その中で、「種蒔く人」を謳った、キルギスの古代の歌謡が誇り高く紹介されていた。
  蒔かれた種に心ゆくまで水をやり
  広く広く、用水路を切り開こう
  自分の畑に雑草は生えさせない
  ペテン師に収穫を盗まれたりはしない
  みずからが泥棒の見張りをしよう
  育て、豊作に、育って繁殖するのだ
  一粒の種が千粒の実をつけますように
 青年こそ「種」である。「青年」という一粒一粒の種が、やがて千粒の実をつけるように、皆で大人材に育ててまいりたい。「ペテン師」や「泥棒」に、大切な広布の組織を乱されてはならない。
14  民衆が強くなることである。民衆の団体である学会が強くなることである。民衆をバカにするような人間がいれば、絶対に放っておいてはならない。
 立ち上がって、堂々と正義を明らかにすべきである。黙っていては敗北である。叫ばなければ正義はない。
 私も、戸田先生を守るため、敢然と一人、敵と戦った。そして、勝った。
 戸田先生なくして広宣流布はなかったからだ。戸田先生を守ることに、広宣流布の「急所」があったからだ。
 キルギスの先生方とご一緒に、私は、これまで以上に、「平和」と「文化」と「教育」の希望の種を蒔き育てながら、新たな千年に歌い継がれていく「民衆の勝利と栄光の大叙事詩」を一生涯、創り、残しゆく決心である。
 終わりに、「人間教育の実」を結びゆかれる貴大学の永遠無窮の大発展を心からお祈り申し上げ、全員を代表して、私の感謝のスピーチといたします。
 チョン・ラフマット(キルギス語で「本当に、ありがとうございます」)
 (東京牧口記念会館)

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