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日蓮大聖人・池田大作

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「4.2」記念幹部会、第10回第2東京… 勇気の人こそ永遠の勝利者

1999.4.2 スピーチ(1998.11〜)(池田大作全集第90巻)

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9  ノートン博士「学会は戦後日本の民主の推進力」
 先日、私は、アメリカの名門デラウェア大学の学長一行をお迎えし、約二時間半にわたり、「教育」「哲学」また「歴史」をめぐって、有意義に語り合いました。高名な哲学者であった故ノートン博士の令夫人とも、懐かしい再会を果たしました。
 そのノートン博士が、遺言のように、語ってくださった言葉があります。
 「創価学会は創立以来、抑圧的な権威に対する民衆の抵抗組織として戦っています。現在も、日本を、五十年前、六十年前の権威主義の時代に逆行させようとする動きと、学会は戦っておられる。創価学会は、戦後日本の民主化を強力に進めてきた偉大な推進力です」
 そして、だからこそ、学会は迫害されてきたのだと、ノートン博士は喝破しておられた。嫉妬の心がなく、傲慢もなき世界の学者は公正な眼で″事実″を見つめております。
 ともあれ、信心していなくても、こうした真実の同志を、私は世界中につくってきました。光栄にも、金郡守とも、このように黄金の友情を結べたことは、本当にうれしいことであります。
 今、「創価の勝利」を、世界の良識は、見つめ、待ってくれております。これを忘れないでいただきたい。青年部の時代、諸君の時代であります。
10  生ある限り一歩もひくな!
 古来、貴郡をはじめとする慶尚北道キョンサンプクトの風土は、勇猛にして英邁な青年指導者を育成しゆく人材の宝庫として、大変に名高い。
 抗日独立闘争のなかで獄死した詩人・李陸史イユクサも、この地の出身でありました。
 彼は、毅然と、こう綴っております。
 「真正面から襲いかかってくる豹を恐れたりせず、一歩たりとも引き下がろうとすまいとして、わが道を愛するばかりです」(『李陸史詩集』安宇植訳、講談社)と。
 猛獣のごとき権力に対しても、一歩も引かない、逃げない心でありましょう。
 つまり、生ある限り、「気迫」を育み、金剛の心で、自分自身の誇り高き「詩」を生み出しながら、絶対に信念の行動をやめない――そう生き抜いたのであります。
 我らも、この闘魂を光らせて、新しい時代へ、新しい世紀へ、断固として、勝ち進みましょう! 勝たねばなりません。人生も、広宣流布も。
 青年部は「創価の正義の道」を、まっすぐに、まっしぐらに進んでいただきたい!(拍手)
 結びに、郡守の雄渾のリーダーシップのもと、躍動する文化の都・清道郡に、無窮のご繁栄あれ! と私は心より、お祈り申し上げます。
 そして「大恩の国・韓国、万歳!」「二十一世紀の韓日友好、万歳!」と申し上げ、謝辞とさせていただきます。カムサ・ハムニダ(韓国語で「ありがとうございます」)。
 (東京牧口記念会館)

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