Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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神奈川・大田合同会議 仏法は証拠主義! 社会で勝て

1999.3.27 スピーチ(1998.11〜)(池田大作全集第90巻)

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10  池上兄弟に対して、大聖人は仰せである。
 「しをのひると・みつと月の出づると・いると・夏と秋と冬と春とのさかひには必ず相違する事あり凡夫の仏になる又かくのごとし、必ず三障四魔と申す障いできたれば賢者はよろこび愚者は退くこれなり
 ――潮の干るときと満つるとき、月の出るときと入るとき・また、夏・秋・冬・春の四季が変わるときには、必ず普段と異なることがあります。凡夫が仏になるときもまた同じことです。すなわち、仏になるときは、必ず三障四魔という障害がでて来るので、賢者は喜び、愚者はひるんで退くのです――。
 有名な御金言である。要するに、何か戦いがなければ成仏はできない。戦わなければ堕落してしまう。自分が弱くなり、崩れてしまう。強くなれないということは、不幸である。
 強い強い、何ものにも負けない自分自身へと「人間革命」していくための仏道修行であり、学会活動である。
 思えば、波乱万丈の創造的人生を生き抜いた、メニューイン氏の信条の一つも、「私は、あきらめたことがない!」であった。
11  広布の闘争は永遠の誉れ!
 昭和三十年(一九五五年)のきょう、三月二十七日、戸田先生は、鶴見支部の総会に出席し、こう獅子吼された。
 「一人ひとりが広宣流布の闘士として働いた名誉は、どれほど大きく、どれほどの功徳を受けることでありましょうか。また広宣流布の暁に、この大闘争に加わることのできなかった人々の悲しみは、さぞや、どれくらいでありましょうか。『時にめぐりあう』ということは、重大なことであります」
 「広宣流布の闘士として、これから百年、二百年の後に、『あれみよ、あの人々は、広宣流布のために働いた人々である。広宣流布の闘士であったよ』と、後の世の人にうたわれ、かつはまた御本尊様にほめたたえられる人が、幾人あることでありましょうか」
 今、二十一世紀の広布の山を登りゆく、重要なこの「時」に、ともに戦える私どもは、幸せである。その喜びを、かみしめながら、一歩も後ろに下がらず、前へ、そして前へ、生き生きと「不老不死の大生命力」で、正義の中の正義の大道を進んでまいりたい。
12  最後に、二つ、箴言を紹介したい。
 「将来に備えることは、現在の土台を固めて行くことにつきる」(田辺保編『人生を決める言葉』創元社)
 サン・テグジュペリ(フランスの作家)の言葉である。
 「女性が自信をもてば、勢力の旋風となり、強さの泉となる」(「若き女性のための人生論」石垣綾子訳、『世界の人生論』所収、角川書店)
 パール・バック(女性としてアメリカで初めてノーベル文学賞を受けた作家)の確信である。
 神奈川と大田の全同志の皆さまの健康と長寿と栄光をお祈りし、記念のスピーチとしたい。神奈川万歳! 大田万歳!
 (神奈川文化会館)

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