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日蓮大聖人・池田大作

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第32回本部幹部会、第9回東北総会、第… 人類貢献の人生! これぞわが誇り

1999.3.9 スピーチ(1998.11〜)(池田大作全集第90巻)

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13  ″世界を救う″気概で進め!
 皆さまに、ネパールの哲人の言葉を贈りたい。
 「健康と厳然たる勇気は、君が前進する限り、常に君とともにある」
 国民詩人のビクシュの言葉である。
 たしかに前進している人は、生き生きとしている。
 また詩人・サマの言葉。
 「エベレストのごとく、常に毅然として揺るがず、心に真実と美と永遠をいだこう」
 世界最高峰のエベレストの国・ネパール。私も、同国最高のトリブバン大学に招かれ、講演させていただいた。にぎやかな歓迎が心に深く刻まれている(一九九五年秋)。
 ヴィクトル・ユゴーは、革命小説『九十三年』で書いた。
 「大きな苦しみは、魂をとてつもなく大きくする」(榊原晃三訳、潮出版社)
 魂を大きくするのは「苦しみ」である。悩みである。背負っている責任の重さである。
 「世界を救おう」「人類を救おう」「大折伏をしよう」「大法を弘めよう」こうした大きな苦しみを、自ら担い立ってこそ、「大いなる魂」となる。
 要領よく、遊んでいたり、格好だけよく見せたりしている人間の魂は、小さく、醜く、しぼんでいく。
14  リーダーの皆さまにお願いしたい。どうか「大事な同志を抱きかかえて進もう」「わが組織を完ぺきに建設しよう」「世界を救おう」という、大きな気概に燃えていただきたい。「小さな心」では、後輩が、かわいそうである。
 とくに男性は、女性を絶対に叱ってはいけない。尊敬しなければいけない。けなげに戦ってくださっているのは女性である。(拍手)
 リーダーは、皆を、うんと励ましていただきたい。会員を愛していただきたい。大事にしていただきたい。ほめたたえていただきたい。
 自分の小さな感情に引きずられて叱ったり、意地悪をしたり、そんな幹部は、わがままである。卑怯である。いばるなら、悪い権力者に対して、いばればよい。叱るなら、魔を叱りつければよい。
15  ともあれ、「広宣流布の戦い」は勝たねばならない。断じて勝たねばならない。他のだれのためでもない。自分自身の鍛えのためである。仏勅の、かけがえなき学会を盤石に強くするためである。
 人のためではない。自分のためであり、我ら同志のためである。ゆえに、からっとして、楽しく前進しましょう!
 信心には感傷はない。愚痴はない。悲観もない。そんなものにとらわれたら、自分が損である。わが胸中で、すべてを乗り越え、楽しく、朗らかに勝利しましょう! 「広宣流布」のために!(拍手)
 風邪をひかれませんように。また元気に、お会いしましょう! きょうは本当に、ありがとう!
 (東京牧口記念会館)

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