Nichiren・Ikeda

Search & Study

日蓮大聖人・池田大作

検索 & 研究 ver.9

全九州最高協議会 広布の戦士こそ「無上の人」

1999.3.1 スピーチ(1998.11〜)(池田大作全集第90巻)

前後
3  「課題」があるから「成長」できる
 ドイツの大文豪ゲーテは言う。
  臆病な考えや、
  不安なためらいや、
  女々しい足ぶみや、
  あわれな訴えは、
  すこしも悲惨をすくうことができぬ。
  決してきみを自由にせぬ。
  暴力に抗して
  つよく立ちあがり、
  屈服をいさぎよしとせず、
  あくまでも戦いぬいて、
  初めてきみは、神聖な神々の
  救いの手をよぶことができるのだ(『ゲーテ詩集』大山定一訳、小沢書店)
4  「煩悩即菩提」が仏法である。悩みがあるから前進がある。人間革命できる。何があろうと、徹して強く強く、戦いきっていく以外にない。
 御書にも「神の護ると申すも人の心つよきによるとみえて候」と仰せである。
 ゲーテは言った。
  世界はきみたちに大きく開かれている。どしどし遠慮なく進むがいい。
  大地は広々とつづき、
  空は宏大無辺にひろがっている(同前)
5  同志は尊敬し合いつつ、しかも互いに遠慮せずに、広宣流布へ打って出るべきである。
 ゲーテは、うたう。
  歌ごえはどこまでも遠くひびいてゆく。どんなに離れていても言葉は心にとどくのだ。
  たとえ肉声がどこかへ消えてしまおうとも――(同前)と。
 各県の文化祭、そして二〇〇一年の「十万人の第九」を世界に轟かせていただきたい。
6  弥生三月の春の光に照らされて、ここ宮崎研修道場では、桃の花も開き始めた。
 有名な「三国志」の物語では、花盛りの桃園に集まった三人の英雄が、「力を合わせ、心を一つにして」苦しんでいる人々を救い、民衆を安穏にしていくことを誓い合う。
 二十一世紀の広布の山を、全国、全世界の先頭に立って登り、進みゆく誉れの使命が、わが大九州にはある。どこよりも「異体同心」の団結で、前進をお願いしたい。
 結びに「異体同心事」の一節を拝したい。
 「一人の心なれども二つの心あれば其の心たがいて成ずる事なし、百人・千人なれども一つ心なれば必ず事を成ず、日本国の人人は多人なれども体同異心なれば諸事成ぜん事かたし、日蓮が一類は異体同心なれば人人すくなく候へども大事を成じて・一定法華経ひろまりなんと覚へ候、悪は多けれども一善にかつ事なし
 心から敬愛する全九州の同志に、どうかくれぐれもよろしくお伝えください。
 (宮崎研修道場)

1
3