Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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1.26「SGIの日」記念協議会 リーダーは自分の「慢心」と戦え

1999.1.27 スピーチ(1998.11〜)(池田大作全集第90巻)

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12  再び、西園寺先生の著作から、若き日の周総理ご夫妻のエピソードを、ご紹介したい。
 ある時、周青年は鄧穎超とうえいちょうさんに言った。革命の厳しい戦いの渦中のことだった。
 「みんなはどうして小超同志(鄧穎超さんのこと)は、あんなに明るいのだろうと不思議がっているよ」
 鄧穎超さんは、明るく応えた。
 「私は根が楽天的なのよ。それに私たちが暗い顔をしていたら、みんなに伝染してしまうでしょう。今は苦しいけど、私たちの革命は先々光明に満ちているということを態度で示さなければいけないと思うの。みんなに勝利に対する確信を持ってもらいたいの」
 ご夫妻は、いつも「みんなのこと」を考えていた。「みんなに希望を与えよう。勇気を与えよう」としておられた。
13  ご夫妻のモットーは「たとえ、一兵卒であろうとも、自分が今いる場所で全力を尽くす」であった。
 どうか、皆さまも、″わが地域″で、この偉大なる精神を貫いていただきたい。
 ″わが同志″の勝利のために、朗らかに、生き生きと活躍していただきたい。
 そして、三世永遠に、常楽我浄の軌道を楽しめる大境涯を、今世で築いていただきたい。
 いったん「仏」になれば生々世々、悠々と、自在に、自分の思った通りの場所で、思った通りの使命の人生を生きられるのである。このことを強く申し上げ、記念のスピーチとします。
 遠いところ、また寒いなか、本当に、ご苦労さま!
 (東京・新宿区内)

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