Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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第30回本部幹部会、インド国立デリー大… 世紀の大転換を新思考で

1999.1.7 スピーチ(1998.11〜)(池田大作全集第90巻)

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13  闇を追い払え! 勇気の太陽で!
 メータ副総長は、こう展望しておられる。
 「十九世紀は『自由』を追求した世紀であった。二十世紀は『平等』を追求した世紀であった。そして、二十一世紀は『正義』を追求する世紀となるであろう」
 私も全く同感である。
 正義――民衆を幸福にしてこそ正義である。その根本は″正法正義″である。
 ともあれ、「正義」が断固として勝利しゆく″二十一世紀文明″の建設へ、デリー大学の諸先生方、また世界最大級の二十五万の若き学生の皆さま方とともに、友情の手を固く携えながら進んでまいりたい。
 正義が勝たなければ、世界は闇である。負けてはならない。負ければ個人も団体も、みじめである。不幸である。
 そして、「勝利」のためには、「何ものも恐れない」ことである。
14  大詩人タゴールも、デリー大学の名誉博士号を受章している。授章式典となった卒業式で、彼は多くの学生たちを前に、朗々と詩を謳いあげた。
 「恐れからの解放」という有名な詩である。
 何も恐れない! 頭を毅然とあげて戦い抜く!――そこに真の自由がある。勝利がある。
 恐れてはならない。正義をもった人間、正法をもった人間が一番強いのである。
 結びに、その詩と同じように私が若き日から愛誦してきた、タゴールの詩集『春の先がけ』の一節を紹介し、謝辞を結ばせていただきたい。
15   太陽の輝きは
  人間の勇気の中でかがやく――
  陽の光はこの世のすべての闇を追い払う
    (『タゴール詩集』2,森本達雄訳、アポロン社)
 皆さま、ありがとう!
 (東京牧口記念会館)

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