Nichiren・Ikeda

Search & Study

日蓮大聖人・池田大作

検索 & 研究 ver.9

新年勤行会 「皆のために」、これが仏法

1999.1.2 スピーチ(1998.11〜)(池田大作全集第90巻)

前後
5  日蓮仏法の魂は″戦い″
 日蓮仏法は「戦いの仏法」である。善と悪との戦いである。
 法華経の有名な一節に、こうある。
 「我が滅度の後、後の五百歳の中に、閻浮提に広宣流布して、断絶して、悪魔、魔民、諸天、龍、夜叉、鳩槃荼等に、其の便を得せしむること無かれ」(開結六〇五㌻)
 「広宣流布を断絶させてはならない!」「魔に、つけ入る『すき』を与えるな!」とのご命令である。
 向かってくる敵に「応戦」し、勝利してこそ「文明」は成長する。負ければ滅亡しかない――これがトインビー博士の歴史観である。
 「仏法は勝負」である。この「戦い」を勝ち抜いてきたからこそ、今日の学会の大発展がある。「戦う」心を失えば、それは日蓮仏法ではない。
6  広宣流布は御本仏の御遺命である。
 ある海外の学者が語っていた。
 「広宣流布を遂行しているのは、全仏教界の中で、創価学会しかない」と。
 反対に、宗教を権威で飾り、悪用し、商売の道具にする。それは「法盗人」である。御聖訓に照らし、今、ことなきように見えても、必ず末路は悲惨である。仏法の因果の裁きは絶対に厳しい。
 仏意仏勅の「誉れの団体」は創価学会しかない。その「誇り」をもっていただきたい。
 広宣流布に働く皆さまを、諸天善神が守らないわけがない。三世十方の仏菩薩が守護しないわけがない。
 どうか、皆さまが、よい一年でありますように! 健康で幸福の一年でありますように! そう重ねてお祈り申し上げ、新年の所感とさせていただく。
 (東京牧口記念会館)

1
5