Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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全国県長会議 平和の創造へ″精神の勝利″を

1998.12.9 スピーチ(1998.11〜)(池田大作全集第90巻)

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3  博士は先日(十月二十五日)、ニューデリーで「教育シンポジウム」を開催された。このシンポジウムは、インド創価学会とガンジー記念館との共催であった。
 博士は、シンポジウムで語っておられた。
 「人々の心の中に国境のない世界、差別のない世界、″壁のない世界″を作らなければなりません。そのために、宗教が大きな役割を果たす時代が到来しています」と。
 また博士は、一昨日(十二月七日)、前回の広島に引き続き、長崎でも原爆について講演してくださった。
 かつてガンジーは、″広島への原爆投下″を知ったとき、「世界が、今、非暴力を選び取らなければ、それは間違いなく、人類の自殺を意味するだろう」と自らに語った。と同時に、ガンジーは、「魂の力は、原爆の力より大きい」と、″人間の精神の勝利″を確信してやまなかったのである。
 この秋、日本の青年部は、核廃絶へ、一千三百万の署名を国連に提出した。
 「戦争の二十世紀」を「平和の二十一世紀」へと転換しゆく青年部の使命は、ますます重大である。
4  「歴史をつくる」チャンスを逃すな
 博士は、これまで何冊か、創価学会等についての出版をしてくださった。また、今回新たに『師弟の精神の勝利』を執筆され、初版本を私に贈ってくださった。
 博士は、このように述べてくださっている。
 「(池田)先生が推進されている偉業は、将来の歴史書に、『人類の生存のために最も重要なものであった』と記されることでしょう。歴史を創造しゆく偉業に参加するチャンスを逸してはなりません。ともに歴史に参加しようではありませんか」と。
5  博士に代わって、ガンジーの箴言を紹介させていただきたい。
 「善に協力するのは義務である。と同時に、悪への協力を拒否するのも義務なのである」
 「強さは″肉体的な力″からくるのではない。それは″不屈の意志″から生まれる」
 「未来は、″今、我々が何を為すか″にかかっている」
 「私は固く信じている。すべての善の行動は、最後は必ず実を結ぶ」
 「『正義』は実現する。私たちの存在と心が、十分に強くなったときに」
 「心からの祈りによって、成し遂げられないものは、この世界にない」
 「行動に移さなければ、いったい何が信仰なのか?」
 「私の信仰は、計り知れない闇のなかでこそ最も輝く」
 寒くなるので、どうか、お体を大切に。各県の皆さま方に、くれぐれもよろしくお伝えください。
 (創価文化会館)

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