Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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第29回本部幹部会、第23回九州総会 時代を先取りするソフト・パワーの運動

1998.12.8 スピーチ(1998.11〜)(池田大作全集第90巻)

前後
18  ガンジーと正反対のことを主張していたのが、ヒトラーであった。
 「宗教は政治に口を出すな!」と主張して、口を封じた。その結果、ドイツは、まっしぐらに国家主義の道を突き進んだ。
 日本の国家主義も同じであった。政府を批判する宗教者を投獄し、死に至らしめた。牧口先生、戸田先生は、その犠牲である。
 ラダクリシュナン博士は、十八世紀のイギリスの学者、サミュエル・ジョンソン博士(一七〇九年〜八四年)の言葉を引いておられる。
 「国家主義は、悪党の最後の避難所である」(ジェイムス・ボズウェル『サミュエル・ジョンソン伝』)
 今また、「自由」を弾圧する国家主義が強まっている。「ガンジーの道」と「ヒトラーの道」。どちらが正しいか、言うまでもないと思うが、どうだろうか。(拍手)
19  大聖人にほめられる一生を
 スペインの作家セルバンテスは言った。
 「忘恩は慢心の落とし子である」(『ドン・キホーテ』)
 ある哲人いわく「反逆は、嫉妬と虚栄の醜態なり」。
 悪人、愚人を笑い飛ばして、我らは進みましょう!
 日蓮大聖人は「開目抄」に仰せである。
 「愚人にほめられたるは第一のはぢなり
 そして牧口先生は「愚人に憎まれたるは、第一の栄光なり」と。
 戸田先生は「青年訓」に、「愚人にほむらるるは、智者の恥辱なり。大聖にほむらるるは、一生の名誉なり」と。これでいきましょう!
 中国の鄧穎超とうえいちょう女史の言葉の通り。「命ある限り、私は闘争を続ける」
20  来年もまた、仲良く、「鉄の団結」以上の「黄金の団結」で、広宣流布のために、一つ一つの戦いを断じて勝ちぬきましょう!
 だれに何を言われようとも、御書に仰せの通り、十方の仏菩薩から、賛嘆の大拍手を贈られればよいのである。
 仏法は永遠性の世界であるからだ。宇宙大の世界であるからだ。そして、日本に渦巻く謗法と悪意の連中を愕然とさせるような、創価の「痛烈なる戦」を、勝利のために断行してまいりましょう!(拍手)
 皆さま、お一人お一人に「万歳!」を贈り、最大の感謝をもって、スピーチを終わります。ありがとう! よいお年を!
 (東京牧口記念会館)

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