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日蓮大聖人・池田大作

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韓国・慶山市「名誉市民証」授証式、第2… 「創価の旭日」よ昇れ! 人類を照らせ!

1998.11.18 スピーチ(1998.3〜)(池田大作全集第89巻)

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14  リサール博士「民衆利用の坊主と政治家、偽善者の仮面をはがせ!」
 先日、フィリピンの「リサール協会」のキアンバオ会長ご夫妻一行が来日され、有意義に語り合った。関西の地も訪れて、ここ京都国際文化会館や関西創価学園を訪問された。
 フィリピンの大英雄、ホセ・リサール博士は、述べている。
 「私は、だれもやりたがらなかったことに挑戦してきた。宗教の袈裟に隠れて私たちを貧困に陥れ、残忍な仕打ちをしてきた偽善者の仮面を、私は、はぎとったのである。『にせものの宗教、迷信的な宗教、また、金をしぼり取るために聖なる言葉を利用する宗教』と、『真実の宗教』とを、私は、はっきりと区別したのである。そして私は、私たちの政府の、立派に見せかけた言葉の裏にある正体を、明らかにしたのである」
 「偽善者の仮面」を、はぎとれ! ″にせものの宗教″と″真実の宗教″を峻別せよ! 権力者の立派に見せかけた言葉の正体を見破れ! この通りにしてきたのが、創価の運動である。
 キアンバオ会長も学会に強く期待しておられた。だれもやらない、また、だれもやれない、偉大な正義の闘争を、ともになしとげましょう!(拍手)
 ある学者いわく、「ニセモノの坊主と、インチキの政治屋。これが、のさばっているのが今の日本である」。
 「この二つの巨悪は、いかなる時代も、民衆が愚かであれば、かならずずる賢く、傲慢に、はびこっていく。そのために民衆が不幸になる」と。
 ゆえに、どんなことがあっても、悪の根は断ち切らねばならない。小さな芽のうちに、つまねばならない。これが折伏精神である。これが仏法の道であり人間の道である。
 そういう戦いに挑んだのが、リサール博士であった。本物であるがゆえに、迫害の連続だった。しかし、迫害の本質は嫉妬であり、保身であり、金もうけなのである。
15  リサール博士は、晴れ晴れと語っている。
 「私は、自分のしてきたことを後悔してはいません。もし、もう一度初めからやり直すとしても、同じ道を歩むのでしょう。なぜなら、それが私の使命なのですから」(カルロス・キリノ『暁よ紅に』、駐文館)
 こう言い切れる人生ほど、幸福な人生はない。長い一生である。いろんなことがある。何があっても、忍耐強く、明るい希望をもって進んでまいりたい。ともに進みたい!
 自分として悔いなき使命の道を、朗らかに歩み抜かれんことを深く念願して、私のスピーチを終わります。関西の皆さま、万事よろしく!
 (京都国際文化会館)

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