Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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第27回本部幹部会 指導者は「民衆に仕える」のが使命

1998.10.22 スピーチ(1998.3〜)(池田大作全集第89巻)

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23  「正義の人」の死は安らかである。
 フランスの有名な騎士バヤール(十五〜十六世紀のフランスの軍人。豪胆ぶりから「恐れを知らぬ騎士」と称された)は、戦いで重傷を負ったが、敵の元帥が彼を哀れんでいるのを見て、言った。
 「元帥閣下! 私は死んでいきます。しかし、私には嘆くことなど、一つもありません。なぜなら、私は『有徳の騎士』として死んでいくのですから。それにひきかえ、あなたは、あなたの王を裏切り、祖国を裏切り、誓いを裏切った。私こそ、あなたに同情いたします。哀れなのは、閣下のほうです!」(ロベール・サバチエ『死の辞典』読売新聞社。趣意)
 裏切りの人間に、ろくな死に方はできない、ということであろう。″哀れな人間は、あなたです!″と。「正義の人」の心は、安らかである。
 そして「正義の中の正義」は広宣流布である。
 「広宣流布を裏切った」人間は、「大聖人を裏切った」のであり、御書に照らして、仏罰は厳然である。それと反対に、皆さまは、世界第一に「富める者」であられる。永遠に晴れやかな「生と死」を楽しんでいける方々である。
 どうか、これからも異体同心の団結で、悠々と、朗らかに、晴れがましく、「創価の騎士」として前進しましょう! 戦っていきましょう!(拍手)
24  あたたかく美しい言葉で語れ
 最後に、韓国の名言を贈らせていただきたい。
 「功を積みし塔は崩れず」(十七世紀の随筆集『旬五志じゅんごし』にある言葉)
 つまり「精魂を込めて築いた塔――事業は、永遠に崩れない」という意味である。
 創価学会も同じである。一つ一つに、精魂をこめてある。ゆえに崩れない。
 もう一つ。
 「往く言葉が美しくして、来る言葉が美しい」
 「こちらから語りかける言葉が美しいと、相手から返ってくる言葉も美しい」ということである。
 どうか、「後輩に対して、友に対して、温かく『美しい言葉』で語ってください」とお願いし、きょうの私の話を終わります。(拍手)
 長時間、ありがとう! 寒くなってきましたので、風邪など、ひかれませんように!
 (東京牧口記念会館)

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