Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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第26回本部幹部会 われらは幸福!「無限の希望」を持つから

1998.9.22 スピーチ(1998.3〜)(池田大作全集第89巻)

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19  同志の労苦を裏切る悪人は必ず裁かれる
 このようにも仰せである。
 「出世の恩のみならず世間の恩を蒙りし人も諸人の眼を恐れて口をふさがんためにや心に思はねども・そしるよしをなす」――(日蓮から)仏法上の恩だけではなく、世間的な恩を受けた者でさえも、人々の目を恐れ、その口をふさいで、とやかく言われまいとしてであろうか、自分の心では(日蓮が悪いとは)思っていないけれども、外見では日蓮を謗るそぶりをしている――。
 大聖人は、心の奥の奥まで見ておられる。
 また「御勘気の時・千が九百九十九人は堕ちて候」――権力による処罰を受けた時、千人のうち九百九十九人は退転してしまった――とも仰せである。
 しかし、皆さま方は何があっても退転されなかった。皆さまは勝ちました! 学会は勝ちました! 大聖人も、きっと賛嘆してくださっているにちがいない。(拍手)
20  大聖人は、すぐ変わる「人の心」の恐ろしさを、その弱さを知り尽くしておられた。そして、門下を、こう強く励まされた。
 「世間の留難来るとも・とりあへ給うべからず、賢人・聖人も此の事はのがれず」――世間のさまざまな難が来ても、相手になさってはなりません。賢人、聖人であっても、このこと(難を受けること)は逃れられないのです――。
 中傷・非難されるのは、何か悪いことをしているからなのか。いや、そうではない。賢人であっても、聖人であっても、必ず悪く言われる。むしろ、偉大だから迫害されるのである。いちいち、気にしないで、とりあわず、ほうっておきなさい――そういう御心であろうか。
21  大聖人は「極悪の罪人が生み広げた国が、この日本である」とも仰せである。(「佐渡御書」御書九五九ページ、趣意)
 「どす黒い嫉妬ばかりなのも、うなずける」と言う人がいた。
 その大変な日本を救おうと、一人立たれたのが日蓮大聖人であられる。
 弟子ならば、青年ならば、戦わねばならない。断じて勝たねばならない。勝たなくては青年ではない。
 「嫉妬の国」の転倒を正すのが、諸君の使命である。私は青年の勝利を信じている。
 きょうは遠いところ、本当にご苦労さま。
 海外の皆さまも、ありがとう! サンキュー・ソー・マッチ!
 (東京牧口記念会館)

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