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日蓮大聖人・池田大作

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第25回本部幹部会 二十一世紀を勇気で開け 勇気こそ信心の異名

1998.8.27 スピーチ(1998.3〜)(池田大作全集第89巻)

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28  フランスの彫刻家・ロダン、いわく。
 「情熱をもって君たちの使命を愛せよ。これより美しい事はない」(『ロダンの言葉抄』高村光太郎訳、岩波文庫)
 味わい深い言葉である。
 ノルウェーの劇作家イプセン。『人形の家』で有名である。
 「本当に必要なのは人間精神の革命です。そして君は、その先頭に立って進む者の一人でなければなりません」(原千代海『新版イプセン 生涯と作品』三一書房)
 人間革命である。学会と深く響き合う。
 ヒルティ。有名なスイスの哲学者である。
 「人間のすべての性質のなかで、嫉妬はいちばんみにくいもの、虚栄心はいちばん危険なものである。心の中のこの二匹の蛇からのがれることは、素晴しくこころよいものである」(『眠られぬ夜のために』草間平作・大和邦太郎訳、岩波文庫)
 「人格者」とは、この″二匹の蛇″を心の中から追い出した人のことである。
 ケネディ大統領は、こう呼びかけた。
 「諸君よ、『祖国が諸君のために何をしてくれるか』を問うなかれ。『自分が祖国のために何ができるか』を問いたまえ!」
 学会の幹部も、学会出身の有名人も、転落した人間は、みな「学会が自分に何をしてくれるか」を考えてばかりいた。
 エマーソン。世界一の哲人である。
 「世界中で価値のあるものはただひとつ、活動的な魂です」(『エマソン論文集』酒本雅之訳、岩波書店)
 活動的な魂――すなわち戦う魂である。
 「活動的な魂は絶対的な真理を見て、真理を語り、あるいは創造します」(同前)と。
 「絶対的な真理」を語り抜いているのが、創価学会である。
 最後に、ソクラテスの弟子の一人、クセノフォンの言葉。
 ″肉体を訓練しない者は肉体を使う仕事ができない″と同様に「精神を訓練しない者はまた精神の仕事を行なうことができない」(『ソークラテースの思い出』佐々木理訳、岩波文庫)
 精神の訓練――信心である。
 今、どこを見ても、精神を訓練していない。だから「精神の仕事を行なうことができない」。
 精神の仕事なくしては、もはや平和もない。人間の尊厳もない。文化の創造もない。何もない。本物の人間になれない。動物と変わらない。だからこそ、私どもが頑張りましょう!(拍手)
29  この秋には、韓国に初の「文化親善交流団」が派遣される予定である(=平成十年十月三十一日から四日間にわたり交流)。各国へ、これから一段と民衆の交流を広げてまいりたい。
 それでは長時間、ありがとう! ご苦労さま!
 皆さま、風邪を引かれませんように。どうか、気をつけてお帰りください。
 来月も、元気でお会いしましょう!
 (東京牧口記念会館)

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