Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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韓国・忠清大学「名誉教授」推戴式、「7… 断じて「人間主義」の勝利

1998.7.4 スピーチ(1998.3〜)(池田大作全集第89巻)

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10  「生は即ち死、死は即ち生」――これは、青春時代から波乱万丈の人生を生き抜いてこられた鄭学長の信念であります。
 すなわち「生」と「死」が隣り合わせのような逆境に立たされても、決して臆さない。民衆のため、社会のため、未来のために、自らをなげうって戦い抜く。生死を超えて、大胆にそして勇敢に前進し続ける。その時、はじめて、わが生命の新たな力を発揮しながら、苦難をも偉大な跳躍に転じていけるのであります。
 戸田先生は獄中にあって、「生命こそ、絶対にして最高の実在なり」と体得されました。
 万人に備わる、この生命の本源の力を、自他ともに限りなく引き出し、輝かせていく。これが「人間革命」の理念であります。
 新しき世紀の新しき歴史を創造する力も、人間生命の内奥から開発していく以外にないでありましょう。
11  「青春よ、歩みを止めるなかれ!」
 いよいよ世界は、二十一世紀の大舞台が開かれてきました。ダイナミックな変化の時代であり、ある意味で、じつに面白い時代に入ってきました。
 この時に誰が勝つか、どこが勝つか――これによって舞台は大きく変わっていきます。
 このたび中国とアメリカの友好が大きな進展を見せましたが、貴大学は、その両国と、いち早く教育交流を進め、さらに語学教育に力を入れてこられた先見の学府であります。
 呉理事長の父君であられる貴大学の創立者の詩の一節に、「青春よ、歩みを止めるなかれ!」とあります。
 たしかに「進まざるは退転」であります。私たちは、ともどもに手を携え、はるか「第三の千年」への大道を、一歩また一歩、生き生きと青春の息吹で闊歩してまいりたい。
 結びに、敬愛する貴大学の永遠の栄光を心からお祈り申し上げ、鄭学長、呉理事長はじめ、ご出席の皆さま方のますますのご健康とご活躍、そして大勝利を祈って、私の御礼のスピーチといたします。
 カムサ・ハムニダ(韓国語で「ありがとうございます」)!
 (東京牧口記念会館)

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