Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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「5・3」記念協議会 社会で勝つための信心

1998.5.5 スピーチ(1998.3〜)(池田大作全集第89巻)

前後
15  私どもは、この大聖人の「一閻浮提広宣流布」の御遺命を実現すべく立ち上がった。世界中の人々に幸福への道を歩ませたいと、あらゆる難に耐えながら、広布のための不惜の実践に励んできた。そして、世界広布が未曾有の進展をしたゆえに、それを断絶させようと、未曾有の「悪魔・魔民」が出現したのである。
 「仏弟子」「高僧」の中でも、最も高い立場の日顕の身に「悪鬼」「天魔」が入ったのである。
 大聖人は「大悪魔は貴き僧となり」と明確に仰せである。
 「御本尊根本」「御書根本」に、そして「広宣流布一筋」に進む私どもは、魔を魔と見破ったがゆえに、その前進に、いささかの遅滞もなかった。
 日顕の極悪を呵責しながら、大聖人の仰せのままに前進される皆さまは、まさに「真金の人」である。その功徳・福運は、いよいよ輝きゆくことは間違いない。
 「仏法は勝負」である。皆さまが朗らかに功徳に満ちあふれ、広布が進めば進むほど、正邪の姿が明確になっていくのである。
16  信心は「いよいよ」の心で
 信心は「いよいよ」の心が大切である。
 大聖人が佐渡御流罪中、鎌倉からの危険な道のりを、幼子を連れて大聖人のもとに参じた有名な女性門下・日妙聖人――。大聖人は、彼女を、こう励まされている。
 「古への御心ざし申す計りなし・其よりも今一重強盛に御志あるべし、其の時は弥弥いよいよ十羅刹女の御まほりも・つよかるべしと・おぼすべし」――昔のお志については、言い尽くすことはできません。(けれども)それよりも今いっそう強盛な、お志の信心をなさることです。その時は、いよいよ十羅刹女(諸天善神)の御守りも強いであろうと確信をおもちなさい――。
 過去にどれほど強盛な信心をしてきたとしても、現在の一念が惰性になったり、信心が弱くなれば、過去に積んだ福運も次第に消えていってしまう。諸天の加護も弱くなる。
 大聖人は、御書の各所で、「『いよいよ』の信心を」「いっそう強盛な信心を」と常に励まされている。
 「今まで」ではない。「今」がどうかである。「今」こそ発心し、具体的な勝利の目標へ、来年の五月三日へ、勇気凛々と前進をしていただきたい。その人を、諸天は必ず守っていく。
17  人生の勝負は最終章で決まる。「最後に勝つ」のが、真の勝利者である。この一生を勝利で飾れば、「永遠の勝利」への軌道に入っていく。だから大聖人は、信心は一生涯、貫きなさいと教えられているのである。
 いちばん、大事なのは学会員である。「会員のために」幹部はいる。その逆では絶対にない。
 私は、何があっても、会員の皆さまのために戦う。皆さまの「永遠」の幸福のために戦う。妙法の「不老不死」の生命力で、戦い続ける。
 どうか、お体を大切に!
 健康で、長生きして、いい人生を生きましょう! 素晴らしい人生を生きましょう!
 (東京・新宿区内)

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