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日蓮大聖人・池田大作

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沖縄最高会議 沖縄を二十一世紀の幸福島に

1998.2.23 スピーチ(1997.5〜)(池田大作全集第88巻)

前後
6  待望の「沖縄メモリアルパーク」が、いよいよ完成間近になってきた。「太陽と海と緑の町」本部町もとぶちょうに、″地域に開かれた墓地公園″として建設中である。
 本部町は、四千本の見事な緋寒桜が咲き誇り、日本一早い「桜祭り」でも有名である。また本部町は、緋寒桜の古木が多いことでも知られる。
 じつは、いち早く咲き、しかも、多くの花を香らせるのは、若い木ではない。不思議にも、年輪を刻んだ古木であると、うかがった。
 それはちょうど、わが沖縄の大切な大切な多宝会の友が、あの島でも、この島でも、爛漫と、広布と人生の総仕上げの花を咲かせておられるお姿と、二重写しになって、私の心に映じる。
 ″世界一の長寿県″沖縄多宝会の皆さま方が、ますますお達者であられることを、私は祈る日々である。
 立場はどうあれ、「心」が大切である。″戦う心″を燃やしている人は若い。青年でも、″戦う心″をなくしてしまえば、本当の若さはなくなる。
7  青年よ、気骨を示せ!
 結びに、期待し、信頼する沖縄青年部に、安斎先生のお話を、そのままお伝えしたい。
 安斎先生は「学会が優れた青年たちを世界に輩出していることは、頼もしいかぎりです」と言われていた。
 そして「今こそ、我々は、宗教者としての気骨を示さなければなりません。
 創価学会の牧口初代会長が獄死し、戸田第二代会長、そして第三代の池田先生が獄中闘争をされたことに代表されるように、宗教者には、何ものをも恐れぬ強靭な信仰心があります。より高く人類的視点に立ち、もう一度、真の宗教とは何か、信仰とは何か、という根本の原点に立ち返って、人権のために、人道のために、立ち上がるべきです。
 深い信仰の次元から、すなわち、本当に磨かれた人間としての生き方の上から、言うべきことは、はっきりと言い切っていくべきです」と。
 断固として、本物の信仰者として叫べ! 断固として、本物の人間として生き抜け!
 こういう「戦う知性」の遺言を、沖縄青年部の諸君は、生命に刻んでいただきたい。
 創価学会の「二十一世紀の勝利」。その根本は何か。それは、尊き学会の友を、ともかく大切にすることである。
 形式や組織主義ではなく、「会員のため」に徹して、温かく、柔軟に、丁寧に、皆が伸び伸びと、自在に広宣流布へ活躍できるように心を砕いていくことである。
 その「革命」ができた分だけ、広宣流布の「勝利」は広がると申し上げ、本日の御礼の話としたい。
 (沖縄研修道場)

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