Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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「2・11」記念代表者会議 ほめたたえる人に大功徳が

1998.2.4 スピーチ(1997.5〜)(池田大作全集第88巻)

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14  「妙法を語る人」は大指導者に
 法華経の随喜功徳品には、「妙法を一言でも説く功徳は莫大である」と説かれている。
 内容を、わかりやすく述べれば――。
 「妙法を説く場所(今で言えば座談会や会合である)に行って、他の人が来た時に、『ようこそ、ようこそ』と座らせて、話を聞かせたり、自分の座をつめて座らせてあげたとする。この人は、その功徳で、『帝釈天の椅子』あるいは『梵天の椅子』あるいは『転輪聖王の椅子』に座ることができる」(開結五三五ページ、趣意)と。
 皆さまが生々世々、大指導者になれるという文証である。また職場においても「長」となり、地域や他の組織においても、リーダーとして活躍し、多くの人々に尊敬される立場になるという文証である。
 皆さまは、永遠に大指導者となる福徳と力を、今、つけているのである。仏法に無駄はない。今の修行が永遠にわたる財産を積んでいるのである。やらなければ損である。
15  また、こうも説かれている。
 「だれかに対して、『法華経という教えがあるんだ。一緒に行って、話を聞こうよ』と誘ったとする。そこで、相手が、たとえ一瞬でも、妙法の話を聞けば、『話を聞こう』と勧めた人は、その功徳で、素晴らしく頭のよい菩薩となって生まれる。賢く、知恵があり、健康で、いい顔になり、気品があり、裕福で、生まれるたびに仏と会い(御本尊のもとに生まれるということである)、妙法を聞き、教えを信じて、幸福に生きられる。一人の人に法を聞かせるだけで、(相手が信心しようとしまいと)このようにすばらしい功徳がある。いわんや、教えを一心に聞き、説き、勤行し、多くの人に教え、『如説修行』する人の功徳は、限りがない」(開結五三六ページ、趣意)
 法華経には、このように説かれているのである。
 広宣流布のために戦った人は「大王」なのである。いかなる有名人よりも、権力者よりも尊い。
 その人を大事にして、たたえれば、自分も守られる。広宣流布に励む人を、ほめたたえていけば、そこに福運がつき、勢いがついてくる。
 男性は女性の、また先輩は後輩の意見に、よく耳を傾けることも大切であろう。
 私も、生命の「大王」であられる皆さまに心からの敬意を表し、スピーチを結びたい。
 (東京・新宿区内)

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