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日蓮大聖人・池田大作

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首都圏各部協議会 「真実の叫び」は心から心へ広がる

1998.1.20 スピーチ(1997.5〜)(池田大作全集第88巻)

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8  友情ほど美しいものはない。中国の『詩経』には、こうあったと記憶する。
 「豈に衣無しと曰わんや、子と袍をともにせん」(「着るものがない」なんて、俺たちは言うまい。二人で一緒に綿入れの上着を着ようじゃないか)
 すなわち、一つの上着を一緒に着て戦っていこうという、深い友情を謳ったものである。
 また、唐の詩人である孟郊もうこうの詩には、こうある。
 「何をか以て知音に報ぜん、永く堅と貞とを存せん」(何をもって親友に報いようか。いつまでも堅く変わらぬ貞節な友情を持ち続けて報いよう)
 絶対に裏切らない。絶対に離れない。それが真実の友情であり、同志である。
 そして、『孟子』には――。
 「至誠にして動かざる者は未だ之有らざるなり」(大誠実によって感動させられないものは天下にない)
 どうか、「ただ誠実の二字」で、友情のドラマを広げていっていただきたい。
9  「青年部の時代」 大胆に進め!
 結びに、御聖訓を拝したい。私どもの人生の″魂″とも言うべき御言葉である。
 「命限り有り惜む可からず遂に願う可きは仏国也」――今世の生命には限りがある。(いつか必ず死ぬ身である。ゆえに)惜しんではならない。願うべき究極のものは「仏の国」である――と。
 命を惜しんではならない。広宣流布のために、命を惜しまず戦いなさい、と大聖人が仰せなのである。
 ゆえに、勇んで友を激励し、勇んで人材を育成し、勇んで弘教を拡大し、勇んで組織を強化していただきたい。
 なかんずく「青年部の時代」である。舞台は一変した。
 青年部よ、大胆に、思う存分、進みゆけ! と申し上げ、私のスピーチとしたい。
 (東京・八王子市内)

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