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日蓮大聖人・池田大作

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第3回全国男(女)子部幹部会 君らがいれば21世紀は盤石

1997.3.24 スピーチ(1996.6〜)(池田大作全集第87巻)

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22  さらに高く! さあ、仕事を続けよう!
 ロングフェローの詩の貴重な直筆原稿が、アメリカ創価大学の重宝として所蔵されている。詩の題名は「エクセルシア」。ラテン語で「さらに高く」という意味である。
 先日、頂戴した「ヨーロッパ科学芸術アカデミー」の「名誉評議員」の証書も、ラテン語で記されていた。(池田SGI会長は、一九九七年三月、人類の知性の殿堂である同アカデミーの「名誉評議員」に日本人として初めて就任。創価学会を「現代世界における仏教の代表」〈アカデミーのウンガー会長〉と評価しての決定であった。証書には、ラテン語で、「著名で博識なる哲学者」「尊敬すべき日本の宗教指導者の池田大作氏」と記されている)
 西洋ではラテン語の伝統を大事にしている。
 私がトインビー博士と対談してから、本年で二十五周年を迎える。十日間の厳粛な対話であった。懐かしい歴史である。対談集(『二十一世紀への対話』。本全集第三巻収録)は十九の国の言葉に翻訳されている。(=二〇〇〇年十二月現在、二十四言語で出版)トインビー博士にモットーをうかがうと、博士は答えられた。「ラボレムス」と。ラテン語で「さあ、仕事を続けよう」という意味である。
23  「さあ始めよう!」大聖人の仏法も「現当二世」の仏法である。「現在」と「未来」のためである。「過去」にとらわれてはならない。「本因妙」の仏法は、永遠に「本因」に立つ。常に「これから」なのである。御聖訓に「月月・日日につより給へ」と。月々、日々に、「信心が強くなっていく」のが、本当の信仰者である。
 ゆえに、毎日の勤行が大切であり、毎月の幹部会が大切なのである。弱まってはいけない。「月月・日日に」強くなっていくのである。その積み重ねであり、その最高峰が「仏」なのである。
 ゆえに私は、敬愛する青年部に、この言葉を贈りたい。
 「エクセルシア」(さらに高く!)そして「ラボレムス」(さあ、仕事を続けよう!)
 この言葉を贈り、明日から御書の一ページでも、一行でも拝読することをお勧めして、本日の記念のスピーチを終わりたい。遠くから来た皆さま、本当に、ご苦労さま。またお会いしましょう!
 諸君に、一生懸命、お題目を送ります。ありがとう!

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