Nichiren・Ikeda

Search & Study

日蓮大聖人・池田大作

検索 & 研究 ver.9

第二十二回SGI総会 ″人間味″こそ仏法者の魂

1997.2.19 スピーチ(1996.6〜)(池田大作全集第87巻)

前後
5  ウィルソン博士はSGI運動を高く評価
 国際宗教社会学会の初代会長であり、私と対談集(『社会と宗教』。本全集第六巻収録)を発刊した、高名なウィルソン博士(オックスフォード大学元教授)は、SGI運動の特長を、学問的な見地から十点に要約し、高く評価してくださった。すなわち――。
  (1) 一般の市民による在家の団体である。
  (2) 日常の生活に根ざした実践的な運動である。
  (3) 人々の救済のための幅広い条件を備えている。
  (4) 積極的な人生を考える現実肯定の宗教である。
  (5) 現実生活での価値創造に力点を置いている。
  (6) 既成の僧侶仏教の制約から解放されている。
  (7) 地域組織が、人々の相互扶助の役割を果たしている。
  (8) 社会に積極的に開かれ、文化的な価値創造をしている。
  (9) 行動主義の団体である。
  (10) 罪を悔いる宗教でなく、幸福を追求する宗教である。
 ――くわしい分析は略させていただくが、「社会」のために、「文化」のために、そして「民衆の幸福」のために、SGIは、ますます積極的に行動し、貢献してまいりたい。
6  大聖人は仰せである。
 「不軽菩薩の人を敬いしは・いかなる事ぞ教主釈尊の出世の本懐は人の振舞にて候けるぞ
 ――不軽菩薩が人を敬ったことは、一体、どういうことか、よく考えなさい。教主釈尊が、この世に出現された根本目的は、「人間としての振る舞い」を教えるところにあったのである――と。
 「新たな千年」は、このSGIの人間主義が、いよいよ壮大なスケールで実験され、検証されゆく人類史の本舞台である。
 どうか、たくましく賢き楽観主義で、家族を包み、同志を包んでいっていただきたい。そして、強く優しき「人間の英雄」として、使命のこの一生を飾っていただきたい。
 各国のますますの栄光と繁栄を、心から祈ってスピーチとしたい。

1
5