Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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紅梅会・常盤会・荒城の月グループ総会 今こそ「獅子王の心」で

1996.12.10 スピーチ(1996.6〜)(池田大作全集第87巻)

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9  氏は、難解な理論を弄ぶようなところは、まったくない。あたかも農夫がリンゴをもぎ取るような手つきで、淡々と作品に向かう。また、木の枝を切り開きながら道を作るかのように制作にあたる、といわれる。
 ある識者は言っている。「デルブレ氏は、労苦が何を意味するかを知り尽くしている」と。
 氏は、苦労が絶えなかった自分の半生を、″チャンスに恵まれていた″と振り返っている。
 「無から始まったので、素直に人の言葉からエッセンスのみを海綿のように吸い取って成長してきたと思う。だから袖振り合った人すべてにメルシー・ボクー(本当にありがとう)と心から言えるんだよ」(富井軌一「男のライフショット」「ミセス」九二年二月号)
 苦労が人間を育てる。苦しんだ分、人間が鍛えられる。
10  いよいよ謙虚に いよいよ成長を
 ともあれ、日蓮大聖人の仏法は「本因妙」である。つねに「これから!」であり「今から!」である。
 ″あの人は、もう山を越してしまった″と言われるような「過去の人」になってはならない。そのためには、いよいよ謙虚に学び、いよいよ真剣に成長し、いよいよ友情を結び、広げていくことを忘れてはならない。
 とともに、「ありがとう!」と皆に声をかけていく感謝の人生でありたい。なかんずく、陰で学会を支え、守ってくださっている方々に最大の真心で報いてまいりたい。
 どうか、ますますの素晴らしい人生を、悔いなく生き抜いていただきたい。
 皆さまの健康と裕福と幸福を、私は一生懸命、祈っている。きょうはお忙しいところ、また遠くから、本当にご苦労さま。よいお正月をお迎えください!

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