日蓮大聖人御書|池田大作著書|御書検索|スピーチ検索

3 　「金はやけば弥いよいよ色まさり剣はとげば弥いよいよ利くなる・法華経の功徳はほむれば弥いよいよ功徳まさる」――金は焼けば、いよいよ色がよくなり、剣はとげば、いよいよ鋭くなる。法華経の功徳は、賛嘆すればするほど、ますます増していくのです――。
　心こそ大切である。妙法を賛嘆する心に功徳があふれる。また妙法を弘める「人」をほめたたえる心に功徳がいや増す。
　リーダーは皆をたたえ、安心させ、和やかな雰囲気をつくっていただきたい。皆が「本当に楽しいな」と思うところに、広宣流布は広がっていく。ともあれ、″御金言通り″の人生ほど崇高なものはない。

4 　「私がいる限り大丈夫！」と立ち上がれ
　このデンバーで皆さまとともに、大いなる歴史を刻むことができ、こんなにうれしいことはない。
　かつて、タイタニック号沈没の悲劇の時（一九一二年）、ここデンバーゆかりの女性（モーリー・ブラウン）がこう叫んだ。
　「まったく、危険なんかありません。この船が沈むわけがありません。なぜならば、私がここにいるからです。私は、決して″沈まない″女性だからです」（FORTUNE, December 1930）
　何があっても、私は落ちこんだり、沈みこんだりしない――だからこの船も「沈まない」と。
　この機知にとんだ「勇気ある一言」で、多くの人々を励ましながら、皆を救命ボートに導いていったのである。いざという時に、立ち上がる人が、偉い。その人が不滅の歴史を残す人である。
　どうか、ロッキー・マウンテンの皆さまは、一人残らず、勝利の人生を歩んでいただきたい。ロッキーの大山脈のごとく堂々たる人生であっていただきたい。
　今回、お会いできなかった方々にも、どうか、くれぐれも、よろしくお伝えください。皆さま方の、ますますのご健康、ご多幸を心よりお祈り申し上げ、御礼のスピーチとさせていただく。