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日蓮大聖人・池田大作

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5・3記念祝賀式典 勇気で勝て「栄光の人生」

1996.5.3 スピーチ(1995.5〜)(池田大作全集第86巻)

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12  きょう五月三日を世界中で祝賀している。
 香港では「香港総合文化センター」が盛大にオープン。素晴らしい景勝の地であり、香港各界の名士が集って式典が行われている。
 また地球の反対側の南米・アルゼンチンでは、絢爛たる「SGI平和講堂」の開館式。これにも、国を代表する来賓が見えられる予定である。
 アメリカ・マイアミには「フロリダ自然文化センター」が、まもなくオープンする運びである。きょうの来賓のブラスナー博士が名誉館長、夫人が名誉副館長に就任される。
 サンパウロ市郊外の「ブラジル自然文化センター」も整備が進んでいる。
 あの国にも、この地にも──「太陽の仏法」が大きく広がり、世界中を照らしている。大聖人の仰せの通りである。
 また、世界中の会館は、すべて我が同志の皆さまの宝である。将来、ぜひ訪問していただきたい。
 これほどの世界的発展であるゆえに、妬まれるのも、しかたがない。
 牧口先生は「妬むよりも妬まれるほうがよい」と言われた。まったく、その通りである。
13  アルゼンチンの著名な文学者・ボルヘスはうたった。
 「あらゆることのなかで、ただ一つ
  後悔しないことがある
  この地上において、だれ一人として
  それは″勇敢であった″ということだ
  勇気は常に最高のものである」
 人生を″勇気で勝て″ということである。後悔に苦しむ人生は不幸である。
 「私は勇敢だった」「私は戦った」。そう言い切れる人生は幸福である。
 勇気はタダである。だれにでも勇気は出せる。勇気こそ学会精神の異名である。
 戸田先生は言われた。
 「仏様は大慈悲であられる。しかし、私たち凡夫が慈悲を出そうとしても、なかなか出るものではない。その慈悲に代わるのは勇気である」と。
 「勇気」をもって、広宣流布に動くとき、結果として「慈悲」の行動になっているのである。
 牧口先生は牢に入れられても厳然と戦われた。勇気で勝ったのである。
 戸田先生は投獄されようとも、事業が倒れようとも戦い抜かれた。勇気で勝ったのである。
 私も、勇気で勝った。これからも勝っていく。
 皆さまも、勇気で勝利し、日蓮大聖人にほめられる一生をつづっていただきたい。「愚人にほめられたるは第一のはぢなり」である。大聖人にほめられてこそ、永遠の名誉である。
 これからも、「何ものをも恐れぬ勇気」で、偉大なる悔いなき人生の栄光を飾っていただきたいと申し上げ、記念のスピーチを結びたい。きょうは、ありがとう! おめでとう!

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