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日蓮大聖人・池田大作

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「11・18」創立記念勤行会 学会の使命は「平和の大計」と「民衆の幸福」

1995.11.18 スピーチ(1995.5〜)(池田大作全集第86巻)

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5  楽しめ人生を!妙法は「変毒為薬」の法
 人生には、悲しみもある。苦しみもある。山もある。川もある。谷もある。しかし、悲しみの川が深ければ深いほど、苦しみの山が大きければ大きいほど、それを乗り越えた喜びは深く、幸せは大きい。
 まして、妙法は「変毒為薬へんどくいやく」の法である。「毒」をも「薬」に変える不可思議の法である。ここに妙法のすごさがある。
 牧口先生は、獄中からのお手紙に大確信を記しておられる。
 「必ず『毒が変じて薬りとなる』御法門を信じて安心してくらしおります」
 「信仰さえして居れば必ず『変毒為薬』は経文通り、今までの通りと、信じて居ればこそ、この冬を元気で、くらせたのです」
 牧口先生の獄死が悲劇であったことは間違いない。しかし、まさにこの「大法難」が変毒為薬され、不滅の「栄光の歴史」となった。
 牧口先生のこの闘争があり、私どもが、そのあとを、まっすぐに進んでいるからこそ、アジアの民衆が、また世界の良心が、創価学会に絶大の信頼を寄せているのである。
6  この世界を「諸行無常しょぎょうむじょう」と説くのは爾前経である。この世界を「常楽我浄じょうらくがじょう」と説くのがまことの大乗仏教であり、法華経である。
 われわれもまた、日蓮大聖人の教えのとおりに、牧口先生のごとく、すべてを「変毒為薬」してまいりたい。仲よく、どこまでも仲よく、「常楽我浄」の三世の旅を続けてまいりたい。
 私どもは御本仏の大慈悲に抱かれた御本仏の仏子である。御本仏を信じ、御本仏の仰せの通りに、広宣流布へと働いている。その私どもを御本仏日蓮大聖人が守ってくださらないわけがない。皆さまが断じて幸福にならないわけがない。
 必ず幸福になり、必ず仏になるからこそ、今、障魔との戦いがある。三類の強敵との闘争がある。この仏道修行をやり切ってこそ、永遠の福徳が固まるのである。ゆえに断じて退してはならない。
 生命は永遠である。御書の仰せのままに、朗らかに、楽観主義で、前へ前へ、堂々と前進してまいりたい。
7  創価学会が、どれほど偉大な平和の団体であるか──。これからが、学会の真価、学会の底力が世界に輝きゆく本舞台である。いよいよおもしろくなる。
 どうか、お一人お一人が、体も鍛えて、長生きして、人生を心から楽しみながら「偉大なる創価」の証明役として生ききっていただきたい。
 名古屋西区万歳! 大中部万歳! 全世界の創価学会万歳! と叫んで、祝賀のスピーチとさせていただく。きょうは本当におめでとう!

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