Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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第九十二回本部幹部会 民衆よ進もう!「人権の世紀」へ

1995.10.6 スピーチ(1995.5〜)(池田大作全集第86巻)

前後
19  勝利とは自分が″勝ち取る″もの
 人生には、思いもよらない苦難が、たくさんある。しかし女史は語っている。
 「一つが切り抜けられたら、次には何でも切り抜けられるはずではないか。立ち止って、恐怖と正面から対決する度に、人には力と勇気と自信がついてくる。そして、『この恐ろしいことが切り抜けられたのだから、次にどんなことが来ても大丈夫だ』と言えるようになる」(前掲書)と。
 まったく、その通りである。婦人部の皆さまが、よくご存じの通りである。
 大きな困難と戦うからこそ、自分を大きくできる。眠っていた力を呼びさまし、発揮できる。そこにこそ新たな飛躍が生まれていく。
 反対に、「どこに行っても逃げて歩いていたなら、自信は失われるばかりである」(同前)と女史は言う。
 臆病では、いけない。臆病では、結局、自分がみじめである。
 「勝利はかち取らなければならない」(同前)──これが、女史の人生の結論であった。
 女史は、七十五歳を超えてなお、アメリカの国連代表などの要職を務めた。社会への貢献を貫いた彼女の生涯は、今も多くの人々の心に刻まれている。
20  ともあれ、大切なのは、「自分に勝つ」ことである。″今、目の前にある苦難″に負けず、見事な勝利の劇をつづっていただきたい。
 そのための「信心」である。「法華経の智慧」である。
 「きょう」という一日を輝かせゆくのは、信心の「光」である。信心の「光」で最高に輝きゆく一日一日を生き抜いていただきたい。
 皆さまのご多幸と、ご健康を心から祈り、本日のスピーチとしたい。全国の同志の皆さま、ご苦労さま! ありがとう!

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