Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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各部代表夏季研修会 正義の民衆に永遠の勲章を

1995.8.5 スピーチ(1995.5〜)(池田大作全集第86巻)

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8  「大聖にほむらるるは一生の名誉」
 今、創価学会が、皆さま方が、″新しい世紀の黎明″を晴れ晴れと開きゆく姿を、日蓮大聖人が、どれほど喜んでおられることであろう。また牧口先生、戸田先生が最大に喜んでおられるにちがいない。
 戸田先生は言われた。
 「『愚人にほめられたるは第一のはぢなり』との御聖言は、真の仏法を広布せんことを念願とする創価学会初代会長牧口常三郎先生が、常に座右の金言となされていた御信条であった。
 先生は御文のとおり、法華経のためならばいかなる非難・迫害も恥ではない。愚人にほめられることこそ第一の恥であり、反対にいえば、聖人にほめられたるこそ第一の光栄なりとのご信念にもとづいて、法華経の肝心の広布のゆえに牢獄の露と消えられたのである。日蓮大聖人の仏法を信ずる者は、これこそ第一の亀鑑きかん(かがみ、模範)であると信ずるのである」(開目抄講義)
 戸田先生は、こう牧口先生を賛嘆なされた。そして、この毅然たる大確信を、戸田先生は、我々に「青年訓」として託された。
 「愚人にほむらるるは、智者の恥辱なり。大聖にほむらるるは、一生の名誉なり」と。私どももこの気概で、断固として、これからの「勝負」を決していきたい。
9  信念のない日本。哲学もない日本。理念も、展望も、民衆への慈愛も責任感もない日本。私たちは、″愚者″に何を言われようと関係ない。
 戸田先生が喝破されたように、「仏法は勝負」である。「国法は賞罰」である。「世法(世間法)は評判」である。
 世法の評判というものは、当てになるはずがない。感情であり、決めつけであり、裏がある。仏法は、不変絶対の法である。そして勝負は絶対のものである。勝つか負けるか、正義と幸福を実現できるか否か──中間はない。
 このように、まったく″基準が違う″ということを見あやまってはならない。これが戸田先生の遺言であり、牧口先生の信条である。そして、ここに大聖人の御精神があると確信する。
 大聖人に「よくやった!」とほめられれば、それでよいのである。
 牧口先生、戸田先生に「さすがだな」と言われれば、それでよいのである。私どもの運動の真価は、百年先、二百年先に必ず証明されるに決まっている。恐れることなど何もない。
10  私たちは永遠に朗らかに進みたい。どうせ生きるのならば、朗らかに生きたい。また楽しく、堂々と、喜びの大合唱を響かせながら、二十一世紀へ向かって悠々と大行進してまいりたい。
 特に青年部の諸君に期待したい。全部、諸君の時代である。一切を諸君が担って、立ち、語り、動く時代である。
 私は毎日、学会員の皆さまの無事・安穏を、幸福と裕福を、そしてご活躍を、真剣にお祈り申し上げています。
 どうか、健康第一で、よく休んで、楽しく長生きしていただきたい。
 また、お会いしましょう。お元気で!

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