Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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第八十九回本部幹部会、全国婦人部幹部会… 栄光の峰は「この一歩」の中に

1995.6.2 スピーチ(1995.5〜)(池田大作全集第86巻)

前後
17  釈尊は語っている。
 「他人の過失を探し求め、つねに怒りたける人は、煩悩の汚れが増大する。かれは煩悩の汚れの消滅から遠く隔っている」(同前)
 人の欠点を見つけては、批判ばかりしている──そういう人は結局、自分自身が醜い生命にむしばまれ、自分自身を卑しくする。最後には、自分が苦しむことになる。
 反対に、皆を心から励まし、育てた人は、その分だけ、すべて自分の福徳となる。周りの人や後輩が「諸天善神」の働きとなり、自分を守ってくれるようになる。
 これが仏法の因果の理法である。
 友に「安心」を与えたい。「希望」を与えたい。それが真のリーダーの心である。あの人がいれば、皆が明るくなる。身も心も軽くなる。そう慕われるリーダーであっていただきたい。
18  「わが道」を走り通してこそ幸福が
 本日は、無冠の友の代表も参加されている。
 皆さまは、一番大変で、一番地道で、一番我慢強く、それでいて、一番朗らかで、一番の幸福者であり、一番の勝利者である。
 私も少年のころ、新聞配達をした。無冠の友のつらさも楽しさも、痛いほどわかる。
 私は、雨の日も、雪の日も、寒い日も、暑い日も働いた。苦労はあったが、すがすがしい空気、朝日が昇りゆく荘厳さ、仕事が終わった後の爽快感は何ものにもかえがたかった。
 体が弱い私が今まで生きてこられたのも、一つは新聞配達の「鍛え」のおかげだと思っている。
 無冠の友は、人よりも早く起きて働いた分だけ、さまざまな経験をされる。そして、それを自身の人生に生かすことができる。素晴らしい生き方である。
19  さらに、韓国、台湾、アメリカ、オーストラリア、ブラジル、チリ、ホンジュラス、フランス、インドなど海外各国の求道の友が集われている。遠いところ、本当にご苦労さま。
 これからも私たちは、兄弟・家族のように仲良く、守り合い、励まし合いながら、末法万年の「広宣流布の旅路」を、素晴らしき「人生の旅路」を生き抜いてまいりたい。
 きょうは、ご苦労さま。ありがとう! またお会いしましょう!

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