Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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第1回沖縄最高会議 上も下もない、働く人が偉い

1995.3.23 スピーチ(1994.8〜)(池田大作全集第85巻)

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11  「人が苦境の時ほど行ってあげるのだ」
 周総理の人間愛は外国人にも注がれた。一九六三年から六四年にかけて、エジプトをはじめ、アフリカ等の諸国を歴訪した。ガーナへ行く直前、エンクルマ大統領が暗殺されかかる事件が起きた。
 計画通り、ガーナへ行くべきかどうか。大問題になったが、総理は言った。
 「人が、困難に出あっていればいるほど、こちらは温かく訪ねていって支持してあげなければいけない」
 ガーナ訪問は大成功だった。
 人が苦境にあるとき離れていく人がいる。そういうときにこそ、励ましが必要なのに──。
12  周総理の臨終の言葉は「君たち(=医療関係者)は、私のところでは、もうすることがない。他の同志のところへ早く行って世話をしてあげなさい」であった。(周総理のエピソードについては、蘇叔陽『人間 周恩来』竹内実訳〈サイマル出版会〉、ディック・ウィルソン『周恩来─不倒翁波瀾の生涯』田中恭子¥立花丈平訳〈時事通信社〉、新井宝雄『革命児周恩来の実践』〈潮出版社〉などを参照した)
13  美しき自然の沖縄。美しき心の沖縄。沖縄の皆さまにも素晴らしい同志愛がある。どこよりも強いスクラムがある。その尊き姿に合掌する思いで、きょうのスピーチを結びたい。
 (沖縄研修道場)

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