Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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阪神大震災追善勤行法要 われらは「生死不二の永遠の同志」

1995.2.4 スピーチ(1994.8〜)(池田大作全集第85巻)

前後
7  大聖人は、経文を引いて仰せである。
 「末法に入つて正法を行ぜん人・出来せば邪法のもの王臣等にうたへて
 ──末法に入って、「正法の行者」が出現すれば、邪法の者は、王やその臣下等に訴えて──と。
 「邪僧」と「権力者」が手を結ぶ、と。牧口先生も、戸田先生も、この方程式で弾圧されたのである。今もまた、同じである。我々は、真っ向から戦っている。御書の仰せの通り。牧口先生、戸田先生の軌道の通り──。素晴らしいことなのである。まさに皆さま方こそ、最高の福運を積める人である。
 大聖人は、「かつて敵対していた人間同士が手を結ぶ」ことも予言されている。
 「大慢のものは敵に随う」と。
 大慢心の人間は、結局、信念なく揺れ動いて、状況が変われば、自分も変わる。ひいては、従来の敵に従いさえするのである。
 (今も、山崎正友を敵とした日顕と、かつて日顕を否定した山崎正友が結託している)
 すべて、御書に仰せの通りである。このような魔の連合軍が出現することは、法華経の行者の証明である。
 法華経の行者であるならば、必ず「仏」になる。広宣流布に戦った人は、いかなる高位の人間よりも尊貴であり、「永遠の王者」「生命の皇帝」となる。
 関西の一日も早い復興を祈っている。全世界が、皆さまの行動を見守っている。「世界の模範」の関西として、勇んで立っていただきたい。
8  直ちに再びわれらが陣列に
 亡くなられた方々も、すぐに常勝の陣列に戻ってこられる。
 御書には「滞り無く上上品の寂光の往生を遂げ須臾の間に九界生死の夢の中に還り来つて」──滞りなく最高の寂光世界(仏界)への往生を遂げ、たちまちの間に九界生死の夢のなかに帰ってきて──と仰せである。
 仏界の生命を固めて亡くなられた方は、死後も、すぐに九界のこの世界へと生まれてこられる。そして、また広宣流布に活躍される。
 私どもは、亡くなった方々の分まで、明るく、希望をもって、高らかに妙法を唱えながら進んでまいりたい。それが即、生死不二で、兵庫の国土に、関西の大地に、今再びの大福運の威光勢力を増していくのである。
 被災地のすべての方々に重ねてお見舞い申し上げたい。くれぐれも、また、くれぐれもよろしくお伝えいただきたい。関西、頑張れ!
 (関西文化会館)

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