Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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第19回SGI総会 SGI運動は″人間を輝かせる″闘争

1995.1.31 スピーチ(1994.8〜)(池田大作全集第85巻)

前後
7  ある門下に、大聖人はこう仰せである。
 「世の中ものからん時も今生の苦さへかなしし、いわんや来世の苦をやと思し食しても南無妙法蓮華経と唱へ、悦ばしからん時も今生の悦びは夢の中の夢・霊山浄土の悦びこそ実の悦びなれと思し食し合せて又南無妙法蓮華経と唱へ、退転なく修行して最後臨終の時を待つて御覧ぜよ、妙覚の山に走り登つて四方をきつと見るならば・あら面白や法界寂光土にして瑠璃を以つて地とし・金の繩を以つて八の道をさかへり、天より四種の花ふり虚空に音楽聞えて、諸仏菩薩は常楽我浄の風にそよめき娯楽快楽し給うぞや、我れ等も其の数に列なりて遊戯し楽むべき事はや近づけり、信心弱くしてはかかる目出たき所に行くべからず行くべからず
 ──世の中がつらく感じられる時も、″今世の苦しみでさえ、このように悲しい。まして来世の苦しみはこれ以上である″と思われて南無妙法蓮華経と唱え、喜びの時も、″今世の喜びは、夢の中の夢である。霊山浄土の喜びこそ、まことの喜びである″と思い合わせて、また南無妙法蓮華経と唱え、退転せずに修行して、最後の臨終の時を待って、見てごらんなさい。
 妙覚の山(最高の悟り、最高の幸福の山)に走り登り、目を見開いて四方を見れば、ああ面白いではないか。その世界は、寂光土であり、地面は瑠璃でできており、黄金の縄で、八つの道を境としている。空から四種の花が降り、天空には音楽が聞こえ、諸仏・諸菩薩は、常楽我浄の風にそよめいて、楽しく遊んでおられる。
 我らも、その数の中に連なって、必ず遊戯し楽しめるのである。それは、もう間近である。信心が弱くては、このような素晴らしい所へは行けないのである。行けないのである──。
 かけがえのない人生である。この一生で、断じて「絶対的な幸福境涯」を勝ち取らなければ損である。そのための今世の仏道修行である。
 いつかではない。今、戦いきることである。いかなる変化にあっても、頭を上げ、朗々と妙法を唱えながら、広宣流布という大目的に徹していくことである。
 そこに、「生も歓喜」「死もまた歓喜」という、常楽我浄の三世の旅路が豁然と開かれるのである。
8  終わりに、皆さまが、「健康第一」で、また、ご長寿で、無事故で、幸福であられるよう、重ねてお祈り申し上げたい。いつも、いつも私は、そう祈っている。
 わが愛するハワイの楽土に、永遠に平和あれ! 安穏あれ! 栄光あれ! と心から叫んで、記念のスピーチとさせていただく。
 きょうを「最高に楽しい一日」にしていただきたい。また、お会いしましょう! サンキュー・ベリー・マッチ。
 (ハワイ文化会館)

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