Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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東北栄光総会、第一回宮城県総会 広布へ戦い続ける人間が「仏」

1994.3.24 スピーチ(1993.12〜)(池田大作全集第84巻)

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16  本年五月、東北を代表する交流団がロシアに派遣される(東海道、中部、北陸、四国、九州、沖縄、岡山青年部の代表も参加)。東北とロシアとの縁は大変に深い。おめでとう!(拍手)
 また東北は、歴史上、たくさんの″国際人″を生んできた。伊達政宗に派遣され、ローマなどを旅した支倉常長。
 ″太平洋の懸け橋″新渡戸稲造博士。岩手の出身である。博士は牧口先生の友人であり、『創価教育学体系』に序文を寄せられている。
 昨秋、博士を記念したカナダ・バンクーバーのブリティッシュ・コロンビア大学内の庭園も、学長の案内で見学させていただいた。
 さらに、黄熱病の研究で有名な野口英世博士。福島の出身である。福島の皆さん、福島研修道場の建設も、おめでとう。(拍手)
 先日(三月十六日)、私が大統領のドゥラン・バジェン氏とお会いした中米のエクアドルにも、野口博士は行かれている。エクアドルには博士の名を冠した学校や、道路もあるという。
 そうした先覚の歴史のうえから、皆で「新しき東北」「世界の東北」を──こういう合言葉で、伸び伸びと前進していただきたい。
 「希望」は無量である。「希望」は無限である。
17  戦っていること自体が幸福
 先ほど、ご紹介した加藤教授は、戦時中、東北の地におられたことがあった。
 とくに石巻には格別の思い出をもっておられるという。一昨年、この本の執筆中に再び訪問されたところ、石巻の見違えるような発展の姿に驚かれた。(拍手)
 どうか、素晴らしき東北で、何があっても、「戦っていること自体が幸福」「戦っていること自体が勝利」「戦っていること自体が栄光」──こう決めて、頑張っていただきたい。「冬は必ず春となる」に決まっているのだから。
 きょうは見事な実証を示された各県・各地域の代表も参加されている。皆、本当によく頑張られた。東北の活躍は今、最高です。(拍手)
18  最後に、和歌をお贈りしたい。
  偉大なる
    東北勝ちたり
      築きたり
    万年までも
      崩れぬ城をば
  厳寒の
    彼方に春の
      花咲かむ
    三世の生命は
      満開なるかな
  耐え抜きた
    人に勝れる
      ものはなく
    勝利と栄光
      我が家を飾らむ
 きょうは、ナポレオン広場など、ゆっくりと自由に散策してください。ありがとう! ご苦労さま! また東北にまいります。
 (東京牧口記念会館)

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