Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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SGIアメリカ本部の開館記念勤行会 生命は「戦い」によって進歩する

1993.9.18 スピーチ(1993.6〜)(池田大作全集第83巻)

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8  世界的な天文学者であり、ロスアンゼルス郊外の「ウィルソン山天文台」の所長であるジャストロウ博士は、壮大なる生命の進化の歴史をふり返って、こう論じておられる。
 「逆境、苦闘といった言葉は、言外にうしろ向きな意味あいを含んでいるが、実は、それらが生命の原動力だったのだ。逆境がなければ圧力はなく、圧力がなければ変化も起こらないからである」(『太陽が死ぬ日まで』小尾信彌監訳、集英社文庫)
 創価学会は、常に逆境に真っ向から立ち向かってきた。ゆえに大発展した。ゆえに「進歩」への不動の道ができあがったのである。逆境がなく、戦いがなかったならば、決して盤石な建設はできなかったであろう。この道は、生命発展の法則であり、私たちの永遠の軌道である。
 アメリカSGIは大きく向上している。堅実に伸びている。どうか決して焦らずに一歩一歩、着実に進んでいただきたい。
 いよいよSGIアメリカ本部がオープンした。心から祝福申し上げたい。
 また、ハワイにも新文化会館が明年春、完成する。さらにボストンにも平和と文化のセンターが構想されている。その他、一歩一歩、アメリカの充実へ、私も、できうるかぎり応援する決心である。
9  エマーソン「改革なき宗教は廃物」
 ボストンにゆかりの深い哲人エマーソンは、こう書いている。
 「一つ確実なことは、宗教からなんの改革も出てこないようになれば、その宗教は、もう廃物だということである」(一八七二年の日記、『エマーソンの日記』富田彬訳、有信社)と。
 「生きた宗教」には、つねにみずみずしい「改革」のエネルギーがある。常に惰性を打ち破って、新しい風を起こしていく。
 その意味で、日顕宗は、エマーソンの言う通り、完全な「廃物」である。
 日蓮大聖人の大仏法は、我がSGIのなかにのみ生きている。この厳然たる事実を申し上げ、本日の記念のスピーチとしたい。
 新しいアメリカSGIを、皆の力でつくりましょう!

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