Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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第一回アメリカSGI最高会議 「大聖人直結のSGI」に真実の血脈

1993.9.16 スピーチ(1993.6〜)(池田大作全集第83巻)

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21  日淳上人は、また、こう述べられている。
 「地涌といふのは大地から湧き出すといふことでありますが、大地は一切の生命の止住しじゅうする場所であります。
 此の地を法性の淵底えんでい、玄宗の極地ごくち等と天台大師は解釈遊ばれてをりますが、一切法界ほっかいの根源地であります。寿量品に説かれる如来の秘密神通の力の境地であります。
 この根源の大地より正法を弘通する者は段々と湧出して来るのでありまして、それをここに大聖人が『二人・三人・百人と次第に唱へつたふるなり、未来も又しかるべし、是あに地涌の義に非ずや』と仰せ遊ばされたのであります。
 此れ等地涌の方々が末法に大聖人の大正法を守り奉って、濁悪の世に弘通し逆縁謗法の者を教化し広宣流布せしむるのであります。
 如何なることがありませうとも天地間に正法は断絶することはなく、必らず皆正法に帰することは疑ひないところでありまして、此れまた三世十方の諸仏の護念し給ふところであります」(一九五五年一月、大日蓮)と。
 末法に出現して、大聖人の正法を広宣流布するのは、「地涌の方々」であると。これが学会の同志を指しての仰せであることは明白である。
 また、ここに仰せのように、いかなることがあろうとも、広宣流布が断絶することは絶対にない。
 その仏勅を行じるSGIを、三世の諸仏が護られないわけがないのである。御本仏の偉大な加護があることは絶対に間違いない。
22  アメリカは「世界広布のリーダー」であり、「世界広布の模範」である。どうか、地涌の勇者の誇りも高く、今こそ、「大前進」即「大功徳」の時と定めて、次の五点を軸にしながら希望の二十一世紀へ仲良く朗らかに進んでいただきたい。
23  希望の二十一世紀へ仲良く前進
 (1)「人に接するときは春風の如く、自分を律するときは秋霜の如く」
 人にはあたたかく、自分には厳しく、ということである。
 (2)「いつでも楽しめる境涯を」
 幸福を決めるのは環境よりも境涯である。いつも文句、いつも批判、いつも怒ってばかりでは敗北者である。
 (3)「苦難のときは、はがねのごとき心で」
 決してくじけてはいけない。負けてはならない。負けることは不幸を意味する。
 (4)「対話の名人、生活の名人に」
 子どもに対しても、家族に対しても、友人に対しても、楽しい語らいのできる人は、人生の達人である。また、社会的にも、経済的にも、さまざまな変化を懸命に乗り越え、安定し信頼される自分自身と家庭を築いていただきたい。
 (5)「わが道を、つねに惑わず、断固として進みゆく人は、幸福の人なり」
 この信念で生き抜いていただきたい。
 リーダーは、一人一人を大切に、一人一人の幸福を祈りながら、あせらず、着実な向上の坂を上っていただきたい。きょうは本当におめでとう!

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