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日蓮大聖人・池田大作

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第七十回本部幹部会、全国青年部幹部会 世界を変えゆく悠然たる君に

1993.9.7 スピーチ(1993.6〜)(池田大作全集第83巻)

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18  賢き生命の操縦で人生を完走
 最後に、とくに年配の方に、「健康第一で」と申し上げたい。
 夏から秋、また秋から冬──といった気候の変わり目には、病気になる人が多く、亡くなる方も多いようだ。
 大切な人生である。長寿で、健康で生き抜いていただきたい。そのためには、まず、「よく休むこと」である。そして「栄養のバランスを考えること」「夜遅く食べないこと」「よく歩くこと」である。
 また「無理を重ねないこと」だ。疲労は、すべての病気の原因になるから、「十分に疲労をとること」を考えねばならない。
 睡眠は薬である。早く寝て、十分、休むことである。そうしないで、十分、食べるばかりの人もいる。
 朗らかに生きること、自分の体を自分で賢く、上手に操縦していくこと──そうできる「信心」をしていただきたい。
 「生老病死」だから、だれでも病気になる場合がある。調子がすぐれない場合もある。それを、上手に乗り越えていくことである。たとえ病気になっても、「変毒為薬」し、早めに治していく──信心による、賢明な″生命の操縦″をお願いしたい。
 体の具合が悪くなったら、すぐ医者に相談するなり、よく診断してもらうことである。近くにドクター部の方々がいれば、どんどん相談していただきたい。
 病気を治療する専門家が「医者」である。「信心」は福運をつけ、病気と闘う根本の生命力を引き出すのである。そして、医者も、薬も、友人の励ましも、すべてを「諸天善神」としていけるように、強く、賢く生きていただきたい。
 すべてを良いほうへ、良いほうへと、とらえ、動かしていけば、人生は朗らかである。
 いつも反感の顔、ヤキモチの顔、グチの顔、そして何をやるにも気持ちよくできない──そんな喜びなき人生はつまらない。
19  倒れる人は、不節制な人が多い。「寝ないでも私は大丈夫」等、自分の丈夫さや健康に自信過剰の人は、気をつけるべきであろう。
 また、具合が悪いのに、我慢している人がいる。そんな我慢が続くわけはない。もっと要領よく、幹部の顔なんか気にしないで、自分自身で、自分自身の健康を守らねばならない。
 夜の勤行も、帰宅が深夜になったり、疲れている場合、方便品・自我偈だけとか、唱題だけとか、柔軟に考えていいと思う。
 御書にも、「三座」でなければならないとは書かれていない。書かれているのは、一回の唱題にも大功徳があるということである。
 大切なのは一生涯にわたる持続であり、根本の「御本尊への信心」なのである。
 その他、交通事故や火災・ガスの事故など、身近なところで、最善の注意を払っていただきたい。
 「むずしい教義」を振りかざすのが仏法ではない。こうした「こまやかな知恵」「身近な道理」自体が仏法である。信心である。
20  ともあれ、これからも、「楽しい闘争」「楽しい前進」をお願いしたい。
 「修行」がなければ仏法はない。人間、何ごとも一流になるためには、修行が必要である。そこに勝利がある。どこまでも勇んで仏道修行に励む姿は、それ自体、「人生勝利」の証である。
 どうか、この下半期、風邪などひかないよう、健康で、はつらつと勝ち抜いていただきたい。
 全国の皆さま、長時間、ありがとう! 海外の皆さまも、グッナイ(おやすみなさい)! シー・ユー・アゲン(またお会いしましょう)!

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