Nichiren・Ikeda

Search & Study

日蓮大聖人・池田大作

検索 & 研究 ver.9

「創価学会の日」記念勤行会 「宗教の社会的役割」を学会が復権

1993.5.3 スピーチ(1993.1〜)(池田大作全集第82巻)

前後
16  大聖人は、この婦人をこうたたえておられる。
 「女人の御身としてかかる濁世末代に法華経を供養しましませば、梵王も天眼を以て御覧じ帝釈はたなごころを合わせてをがませ給ひ地神は御足をいただきて喜び釈迦仏は霊山より御手みてをのべて御頂おんいただきをなでさせ給うらん」──女性の御身として、このような濁悪の末法にありながら、こうして法華経を供養なされれば、大梵天王も天眼をもってご覧になり、帝釈天は手のひらを合わせてあなたを礼拝し、大地の神はあなたの御足を大切に押しいただいて喜び、釈仏は霊山浄土から御手をさしのべられて、あなたの頭をなでられることでしょう──。
 これが大聖人の教えである。仏法である。
 皆さまが、弘教や指導へと動いている姿、広宣流布への行動──それは最高の「法華経への供養」である。その姿を御覧になって、どれほど日蓮大聖人が喜んでおられるか、守ってくださっているか。
 ここに仰せのように、「大地」さえも「ありがとうございます」と、皆さまの足を敬っているのである。
 広布のために戦う無名の母たちが、どれほど尊貴な存在か──。最高に尊い人なのである。女性を大事にしなければならないと、私は男性幹部に常に厳しく言っている。
 社会的地位ではない。名誉でもない。組織の立場でもない。まじめに学会活動をし、戦っている人が偉いのである。「心こそ大切」なのである。
 御書に照らし十方の諸仏も、諸天も、皆さま方を最大に仰ぎ、たたえゆくことは絶対に間違いない。皆さまこそが無上の満足の人生を飾り、三世永遠にわたって、無量無辺の福徳に包まれゆく方々である。これを大聖人は教えられている。
 この尊き「仏の集い」、「創価の王宮」を、お互いに守り、守り抜いてまいりたい。何ものにも壊されることなく──。そして何ものも盗まれることなく。
17  二〇〇一年五月三日へ、朗らかに前進
 戸田先生は言われた。
 「私は自分のからだ全体を学会のなかに投げ出し、世の苦悩の民衆のなかに葬ると決意したのである。この決意の日が、昭和二十六年五月三日であったのである」と。
 この決意の日──昭和二十六年五月三日は、言うまでもなく、戸田先生が第二代会長に就任された日である。この戸田先生の出発から、ちょうど五十周年を迎えるのが西暦二〇〇一年の五月三日である。
 私たちは全員、その日を目指してまいりたい。全員、元気で、その日を迎えたい。
 お互いに生身の人間である。どうか疲れた時は早く休むなど、聡明に健康に留意し、うんと丈夫で、長生きをしていただきたい。
 そして、栄光の二〇〇一年五月三日へ、全員が威風堂々とスクラムを組んで、朗らかに前進しましょう。きょうはありがとう!
 全国の皆さま、あとはゆっくりと楽しんでください。
 役員の方々も、朝から長時間、ご苦労さまでした。すべてを代表して、心から御礼申し上げます。本当にありがとうございました。

1
16