Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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アメリカ代表者研修会 仏法は社会に開かれた宗教

1993.3.11 スピーチ(1993.1〜)(池田大作全集第82巻)

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6  「仏子を守る人」を諸天は守る
 どうか皆さま方も、広布のリーダーとして、大切な仏子であるメンバーを大きく包み、守り、励ましていただきたい。
 決して無理をさせてはならない。負担をかけてはならない。叱ってはならない。訓練と威張ることとは違う。人々が、どう安心していけるかに心をくだいていくのが指導者である。
 励ましが大切である。
 御書にも「余りに人の我をほむる時は如何様にもなりたき意の出来し候なり、是ほむる処の言よりをこり候ぞかし」──人があまりに自分をほめるときは、どのような状態にでもなりたいという心が出てくるものである。これは、ほめる言葉から起きてくるものである──と仰せである。
 仏子をたたえ、守った分だけ、その人は諸天・諸仏にたたえられ、守られる。仏子を叱ったり、苦しめた分だけ、その人は諸天・諸仏に叱られ、苦しむことになる。
7  昨日も財界人の方と語り合ったが、このマイアミの地はまことに素晴らしきサンシャイン・ステート(陽光の州)である。太陽の恵みがあふれている。
 また、中南米にも、カナダにも、ヨーロッパ、そしてアフリカにも開かれた要衝の地である。加えて、地震もない。さらにアトランタでの近代五輪百周年記念のオリンピック(一九九六年)にも期待が高まっている。
 「フロリダ自然文化センター」の構想も発表されたが、いよいよアメリカ南東部の興隆に貢献してまいりたい。
 センターがオープンした暁には、わが家と思って大切にしていただきたい。仏法の城を大事にすれば、その分、自分の福運となる。
 かりに夫婦げんかしたときも、嵐がおさまったあとは、二人して「あの希望の城へ行こう。三世の館を訪ねようよ」と、手をつないで、「銀の道」を「金の家」へと歩んでいくような──そういう心豊かな人生であっていただきたい。
 「常寂光土」といっても決して遠くにあるものではない。架空の話でもない。現実のこの人生、現実のこの国土に実現するものである。自然文化センターには、本日、参加された皆さま全員の植樹をして差し上げたいと願っている。
 この、素晴らしき天地にあって、皆さま方は、どうか今日の青空のごとく、心広々と友情のスクラムを広げていただきたい。
 最後に、皆さま方お一人お一人の、ますますのご健康、ご長寿、裕福、無事故、そしてご多幸を祈ってスピーチとさせていただく。サンキュー・ソーマッチ(本当に、ありがとう)。

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