Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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第二回ブラジル最高会議 民衆の希望をすべてに優先

1993.3.4 スピーチ(1993.1〜)(池田大作全集第82巻)

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7  陰の労苦の人を大切に
 とともに、創立者を支えた会長のように、どの世界にあっても陰の人がいる。自然文化センターを、すみずみまで手入れしてくださったのも、そうした方々である。陰の立場の人が本当に大事である。幹部は、その人たちを心から大切にしていかねばならない。陰の支えがあって、幹部として戦わせていただいていることを、決して忘れてはならない。
 シャトーブリアン氏の言葉に「いかなる民主主義においても、民衆の希望こそ、すべてに優先されるべきだ」と。
 その意味で、会長、館長の尽力によって、サンパウロ美術館が″世界の民衆から親しまれ、愛される美の殿堂″となったことを、創立者(シャトーブリアン氏)は、さぞかし喜ばれていることであろう。
 私たちも、どこまでも「会員の希望」をすべてに優先して進んでまいりたい。
 また同じく創立者の言葉に「私の使命は、自分が人々をリードしていくことではない。人々をリードしていく指導者を育てることである」と。
 自分より立派な後継の人材を、どれだけ育てたか。ここにリーダーとしての真価がある。ブラジルSGI(創価学会インターナショナル)も、一段と人材育成に全魂を注いでまいりたい。
8  最後に、戸田先生は去の前、「人ではない、自分だ。会員ではない、幹部だ」と強く強く言われていた。まず、自分自身が、さらに一歩成長していくことである。幹部が、さらに細やかに心を砕き、陰の立場の人を大切にしていくことである。
 役員の皆さまのご苦労に重ねて御礼申し上げ、スピーチとさせていただく。

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