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日蓮大聖人・池田大作

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第五十九回本部幹部会、婦人幹、関西・兵… 法と共に「法を弘むる人」が尊い

1992.10.22 スピーチ(1992.6〜)(池田大作全集第81巻)

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25  ムチャーリ氏が十八歳の時、お母さんはガンで倒れた。その悲しみはいかばかりであったか。
 しかし、氏の胸中に、お母さんは″生きて″いた。やがて氏は知る。「私のもっている力は母がくれたものだ。母は私の中に生きている」と。
 「私が母から教わった最大の教訓は」とムチャーリ氏は言う。「それは、たとえ肌の色や信条、人種、文化背景が違っていても、みんな同じ人間である。同じように尊敬されねばならないということでした」
 人間は人間をバカにし、差別してはならない。される必要もない。している人を許してもならない。
 「ムチャーリ」とは、ズールー語で「種をまく人」の意味という。その名の通り、氏は差別なき社会への「人権闘争」に、希望の「火種」をまき続けてこられた。
 この″ペンの戦士″ムチャーリ氏の出発点である「人間としての土台」も、最も身近な「母のふところ」からはぐくまれたのである。
 まさに、母自身の生き方──「人格」こそ、子に贈る最高の「宝」だと私は思う。
26  その他、トルコ・国立アンカラ大学のセリーン博士との語らい、また平和学の創始者・ガルトゥング博士のお母さんについても触れている。
 ともあれ、「母の力」は偉大である。
 我が婦人部の皆さまは、どうか、平凡にして偉大なる「学会の母」「広布の母」として、「一家の母」「地域の母」として、また全世界を照らす「太陽の母」として、生きて生き抜いていただきたい。
 長時間、ご苦労さま。ありがとう。晴れの総会、おめでとう! きょうは、アメリカ、ドイツ、ベルギーの代表も参加しておられる。
 また中部、北海道、東北、四国、九州、中国、東京、東海道、関東、沖縄、信越、北陸の全国各方面の皆さんも、本当にご苦労さまです。私は、これからも全国を回ります。皆さん、どうかお元気で!

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