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日蓮大聖人・池田大作

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第十回全国壮年部幹部会、第十三回九州総… 「生命の道」は「進歩の道」

1992.10.10 スピーチ(1992.6〜)(池田大作全集第81巻)

前後
26  魯迅は、″裏切り者″や″人間をいじめる者″と容赦なく戦った。ゆえに敵が多かった。
 亡くなる一カ月前、彼は「遺言」ともいうべき文章の中で書いている。
 「ヨーロッパ人は死に臨んで、他人の許しを請い、自分も他人を許すという儀式をよくやる……(中略)わたしの敵はかなり多いほうだ」
 それでは自分は、臨終の際に何を言おうか──。「わたしはしばらく考えてから、こう決めた。勝手に恨ませておけ、わたしのほうも一人たりとも許しはしない」
 ″たとえ死に至っても、敵は一人たりとも許さない″″断じて最後の最後まで戦う″──これが魯迅の″遺言″であった。
 この言葉を聞いて″敵″の人間たちは、魯迅は「本当に″死んでも直らない″!」と歯ぎしりして悔しがり、また恐れたという。
27  大聖人も「愚人にほめられたるは第一のはぢなり」──愚人にほめられることは、最も恥ずかしいことである──と仰せである。たとえ一人であっても、何があろうともビクともしない、巌のごとき信念の勇者がいれば、敵を震えあがらせることができる。
 「創価の父」である壮年部は、正法の敵を恐れさせ、同志には安心を与える「柱」の存在であっていただきたい。その「厳たる一人」の頭上には、「永遠の勝利の冠」が輝いていく。
28  魯迅は「生命の道は、進歩の道である」と語った。
 「進まざるは退転」ともいう。つねに前へ、そして前へ──それが″生きる″ということである。
 私どもは、いつも新鮮な心で、「戦い」から「戦い」へ、「勝利」から「勝利」へと、偉大なる「王者の道」をともどもに歩んでまいりましょう。九州万歳! 壮年部万歳!

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