Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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第一回SGI世界青年部総会 青年よ「知恵」と「正義」の大樹に

1992.9.9 スピーチ(1992.6〜)(池田大作全集第81巻)

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9  重ねて申し上げるが、お会いできて、うれしい。よく、いらっしゃった。本当に″立派だ″と思う。
 SGIの研修は、形式ではない。信心の研修である。信心を求め、決意に燃えて、こうして、はるばる集ってこられた──この行動が、すでに最高の研修である。
 皆さまは、世界広布の大切な″時″に集われた尊き同志である。
 そこで、インドに開設予定の「創価菩提樹園」に、皆さま全員の菩提樹を植え、後世に残したい。
 いつか、その木を見に行っていただきたい。またいつの日か、そこにSGIの家族で集い合いましょう。
10  菩提樹は、釈尊が、その下で悟りを開いたとされる、「知恵」の象徴である。今、苗木を準備している。苗木は小さい。しかし、太陽を浴びてグングンと伸び、やがて大樹へと育っていく。
 「仏道修行」も同じである。信心をしていても、何も努力をしないうちに、急にパッと良くなることはありえない。
 行き詰まっては唱題で打開し、また壁にぶつかっては信心で乗り越え、そのたびに境涯を開いて、知恵と正義の大樹へと育っていくのである。
 坦々たる平野ばかりの人生はない。必ず困難がある。山あり、広野あり、また山あり──これが人生である。そして、山を乗り越えるたびに、より広々とした緑野を楽しんでいけるのが信心である。
 ゆえに若き皆さまは、永遠に前へまた前へと進み続けていただきたい。″戦い続けた人″が最後の勝利者となるからだ。
 帰国されたら、ご家族、友人の方々によろしくお伝えください。有意義な研修、本当にご苦労さま!

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