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日蓮大聖人・池田大作

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第五十七回本部幹部会 わが大闘争の歴史は「大福運」の歴史

1992.8.24 スピーチ(1992.6〜)(池田大作全集第81巻)

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17  エマーソン──人生の目的は改革者になること
 私が若き日に愛読した思想家に、エマーソンがいる。アメリカ・ルネサンスを代表する哲人である。
 ″人間の生きる目的は何か?″──エマーソンは、この問いに対してこう答えている。
 それは″すでに人が作り上げたものの「改革者」になることである″(人間として生まれる目的はほかでもない──すでに人がこしらえたものの『改革者』『改造者』になることである)と。
 すでに出来上がったものに安住していては、何の喜びもないし、張り合いもない。
 エマーソンは、自然が、朝ごとに、新しい生命の息吹を脈動させながら再生していくように、人間も日々、新しい生命力で、無限の「改革」を進めていくべきだというのである。
 私どもは、「権威の宗教」から「人道の宗教」「人間のための宗教」へ、歴史の流れを転換している。新しき「宗教の改革者」「精神の改革者」である。
 朝に、そして夕べに、妙法という大宇宙のリズムを呼吸しながら、一日一日、偉大なる宗教革命の歴史を刻んでまいりたい。
18  暑い日が続く。体を大事にしていただきたい。特に年配の方は、健康のために、「よく眠る」ことである。また「声を出す」こと、「頭を使う」ことである。
 その意味で、学会活動には健康のための条件がそろっている。朗々たる唱題、教学の研さん、学会指導の学習──と、広布のリズムのなかで健康のリズムをも整えながら、どこまでも、はつらつと生き抜いていただきたい。長生きをしていただきたい。
 特に、壮年部の皆さま! きょうからは一段と若々しく、一段と生き生きと、「青年」の気概で進みましょう!
 限りある人生である。同じ生きるならば、さわやかに朗らかに生きたい。赫々と燃え、また堂々と夕空を染める太陽。最後の最後まで、「我が命」を燃やしきりながら、大空を荘厳な金とあかねの輝きでいろどる太陽のごとく生き抜きたい。
 「法」のため、「人」のために尽くしながら、婦人部からも、青年部からも、「清々しい」「素晴らしい」と賛嘆されるような、見事な総仕上げの人生を飾っていただきたい。
 フレッシュな「信心」の心で、まさに「壮年部革命」と言われるような前進を、お願いしたい。壮年部、バンザイ!
 最後に、全国の皆さまの、若々しきご活躍と、「健康」と「長寿」「無事故」を心よりお祈りいたします。これからも、私は全国をフル回転で駆け巡ります。皆さまのために戦います。この心情を申し上げ、本日の「御礼」のスピーチを終わります。本当に、ありがとう!

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